軽自動車に限った話ではなく、公道を走行するすべての自動車やバイクには「自賠責保険」が必要になります。
さっそく軽自動車の自賠責保険料がいくら掛かるかというと下記のとおり。
期間(ヶ月) | 保険料(円) |
---|---|
12 | 15,130 |
13 | 15,960 |
24 | 25,070 |
25 | 25,880 |
36 | 34,820 |
37 | 35,610 |
とはいえ実際のところ、自動車学校などで多少の知識は習うかもしれませんが、下記のように知らないことも多いですよね。
- そもそも軽自動車の自賠責にはどのような特徴があるのか
- 軽自動車の自賠責はどのくらいのお金がかかるのか
- いつも気にしたことが無かったけど、加入方法はどのようになっているのか
- 自賠責だけではなく任意保険についてもある程度知っておきたい
そこで今回は、ディーラー勤務をしながら「新車営業」として自賠責保険を多数取り扱い、さらに保険専門の営業マンとしても勤務してきた筆者が、軽自動車の自賠責について詳しく解説していきましょう。
なお軽自動車の任意保険については下記記事で詳しく解説しています。
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1.軽自動車にも加入義務のある自賠責保険
まず冒頭でも述べている通り、軽自動車でも自賠責保険の加入義務はあります。
それは何となく理解しているかと思いますが、そもそも自賠責保険がどのような保険だったか覚えていますか?
自賠責保険は軽自動車だけではなく、すべての自動車やバイクでも共通しており、「対人賠償」のみを補償してくれるもの
つまり後述する任意保険のように、対物賠償や自分の車両までを補償してくれることはありません。
また対人賠償に関する補償ばかりですが、内容としては大まかに下記の通り。
- 傷害…最大120万円
- 後遺症…最大4,000万円
- 死亡…最大3,000万円
そう、実は限度額が「それほど高くない」というのが現状なのです。
もちろん多くのケースでこの範囲内での補償で収まるケースもありますが、逆に収まらないケースも多くあります。
そんな時にも後述する任意保険が重要になりますから、このまま引き続きご覧になってください。
ここまでの簡単な説明で、自賠責保険の内容については十分に理解していることになります。
とはいえいつも知らず知らずの内のお金が取られている「自賠責保険料」については、どうなっているのかイマイチよく分かっていませんよね。
そこで次章からは加入方法と保険料について紹介していきましょう。
2.軽自動車の自賠責加入方法
まず軽自動車の自賠責保険の加入方法ですが、実は「超カンタン」というのが本当のところです。
というのも通常、自賠責保険の加入が必要になるタイミングは「車検を取得するとき」なのですが、車検を受けるディーラーにてそのまま加入しているのです。
自賠責保険は保険代理店であればその場ですぐに発行することができますから、手続きのスムーズさで考えると当然のところですよね。
そのため知らず知らずの内に、自賠責保険へは加入していることになるのです。
もっというと「車検に通った=自賠責保険も加入している」ということができます。
また今述べたように、代理店であれば発行できるため、例えば「親戚が経営している保険代理店で個別に依頼する」ということも可能です。
その場合には代理店に保険会社から1,660円の手数料収入が入りますので、依頼してあげると喜ばれます。
ただし同時に、ディーラーなどに対しては「親戚の代理店で自賠責はお願いする」ということを伝えてください。
とはいえここまでで加入方法が簡単だということは理解できたかと思いますが、「コンビニで自賠責保険に加入できる」というようなことを聞いたことはありませんか?
そこでコンビニでの自賠責加入について、次に簡単に紹介していきます。
コンビニでも加入できるって聞いたけど…本当なの?
まず先に結論を述べておくと、コンビニで軽自動車の自賠責保険に加入することはできません。
というのもコンビニで自賠責保険に加入できるのは本当のことではありますが、それは「車検のいらないバイク限定」という話だからです。
そのため車検の必要がある軽自動車では、コンビニで自賠責保険に加入することはできないのです。
とはいえ基本的に自分で自賠責保険の手配をするケースは極稀であり、ほとんどの場合はディーラーや保険代理店で自動的に発行および加入が完了してしまいます。
ですから軽自動車の場合には、コンビニ不可ということは覚えておきましょう。
以上が軽自動車の自賠責保険加入方法に関する紹介でしたが、次章では実際の保険料について紹介していきます。
3.軽自動車の自賠責保険料一覧
軽自動車の自賠責保険料は、どの保険代理店やディーラーで加入したとしても、下記のようになっています。
期間(ヶ月) | 保険料(円) |
---|---|
12 | 15,130 |
13 | 15,960 |
24 | 25,070 |
25 | 25,880 |
36 | 34,820 |
37 | 35,610 |
車検の残期間分だけですから、新車時には36ヶ月(3年車検)、中古車購入時や車検時には24ヶ月(2年車検)で加入するのが普通です。
しかし表をご覧になると、1年単位ではなく「1ヶ月余分に加入する」という場合の金額も記載されていますよね。
これには理由があります。
というのも車検の際、整備点検→適合証の発行→車検証本紙の発行という流れとなっているのですが、適合証の効果によって2週間早く車検を受けられるからです。
一体どういうことなのか分からないかと思いますので説明しておきますね。
まず車検を受けるタイミングですが、これは今の車検の1か月前から受検可能となっています。
そして適合証とは簡単に言うと「車検用の点検整備が完了した際に発行される、仮の車検証のようなもの」であり、14日間の有効期間が定められています。
つまり適合証が発行されてから14日以内に車検証本紙をゲットすれば、無事車検が完了するというわけです。
また適合証の有効期間が14日間ということは、実は車検切れの1ヶ月+14日前に受検して適合証を発行し、その後車検証を取得することも可能です。
つまりMAXで45日前に車検を受けられるわけです。
とはいえ適合証を発行するためには自賠責保険が必要になり、自賠責保険は1日単位で加入することができません。
そのため余分に1ヶ月分を付けるケースがあるのです。
つまり平たくまとめると、自賠責保険で1ヶ月余分にお金がかかるケースがあるのは、「車検を裏ワザ的に早く受けるため」と覚えておきましょう。
以上の説明から、軽自動車の自賠責保険についてはもう十分すぎるほど理解しているでしょう。
ただし最初から何度も述べているように、自賠責保険だけでは不十分であることは明白です。
そのため筆者としては次章にて紹介するように、任意保険も重視すべきと結論付けているのです。
4.軽自動車で注意すべきなのは「任意保険」だ
軽自動車の自賠責保険では、補償限度額よりも多くの賠償命令が出る可能性もあるため、基本的には「自賠責だけではリスクを全般的にカバーすることはできない」というのが事実です。
特に対物補償はされないため、例えば事故によって相手の車を損傷させた場合などに関しては、丸々あなたの負債となってしまいます。
そのため任意保険に加入することで、それらのリスクを大きくカバーすることが重要となるのです。
そして具体的には下記に挙げたように、自賠責保険ではとても補償できない範囲までカバーすることが可能です。
- 対人賠償の限度額を無制限にすることができる
- 対物賠償も無制限で付帯できる
- 車両保険に加入できる
- 事故でケガをした場合に自分の治療費の補償をしてもらえる
それぞれ簡単に紹介していきますね。
カバー1.対人賠償の限度額を無制限にすることができる
自賠責保険では対人賠償をすることができますが、MAXでも4,000万円しか出ません。
しかし例えば相手を死亡させてしまった場合、それを大きく超えて数億円単位の賠償命令が出るケースもあります。
ただし任意保険では対人賠償について「賠償命令が出た場合は無制限に補償する」ということが可能になります。
そのため自賠責だけに加入するよりも、圧倒的に安心することができますし、万が一の際にも多額の負債を背負うことが無くなるのです。
カバー2.対物賠償も無制限で付帯できる
自賠責では対人賠償だけでしたが、任意保険に加入すれば対物賠償を付けることもできます。
そのため事故によって物を破損させてしまった場合でも、しっかりと補償することが可能になるため、やはり無駄な負債を抱える必要が無くなるのです。
また対物賠償についても無制限を選択できますから、やはり多額の負債を抱えるリスクをゼロにすることが可能です。
カバー3.車両保険に加入できる
任意保険では車両保険というものを付帯することができます。
車両保険とは自分が事故を起こしてしまった時に、損傷した自分の車の修理費用などを補償してもらうことができる
そのため事故を起こしてしまったとしても、自分の車をしっかり修理して乗り続けることが可能になります。
カバー4.事故でケガをした場合に自分の治療費の補償をしてもらえる
任意保険には人身傷害という補償をしてもらうことが可能です。
そしてこの人身傷害は、事故によって同乗者などがケガをした場合に治療費や入通院費などを実費で補償してもらうことができます。
そのため万が一のケガについても対策することが可能と言えます。
以上のように、軽自動車の自賠責保険だけではなく、任意保険に加入した方が良いのは言うまでもありませんよね。
とはいえ任意保険で全般的にカバーできるようになったとしても、正直なところ「保険料が高くなるのは嫌だ」というのが本音でしょう。
特に年間数万円から、多い場合には数十万円以上もしますから、かなり不安なのは仕方ありません。
そこでオススメなのが、様々な保険会社の任意保険を比較して、最も安い任意保険に加入することです。
しかし実際のところ、各保険会社で保険見積もりを作成し、比較していくことは「かなり面倒くさい」というのが本音でしょう。
そこでオススメなのが「自動車保険一括見積もり」というサービスを利用することです。
サービスの詳細は次章にしますが、場合によっては一般的な任意保険の半額程度で、間違いなく安心できる任意保険に加入することも可能ですから、ぜひご覧になって利用してくださいね。
5.自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか
自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか
自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。
そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。
また申込方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
- あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
- あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)
を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。
つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。
とはいえまだ不安がありますよね。
その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。
そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。
安心して利用することはできる
先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。
なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。
また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。
そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。
また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。
というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。
仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。
以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。
そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。
意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!
【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ
ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?
正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。
自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、
- 運営会社が大きい
- 長期に渡ってサービスが継続している
- 多くの保険会社が加盟している
のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。
そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。
実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。
第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」
- 最大19社から見積もりが取れる
- 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
- 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」
- 最大20社から見積もりが取れる
- 利用者累計900万人
- 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
- gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
- SBIホールディングス(東証一部)が運営
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」
- 最大18社から見積もりが取れる
- 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
- 東証一部上場
- 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表
また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。
確認項目 | インズウェブ | 保険スクエアBang! | 価格.com | |
---|---|---|---|---|
上場 | 上場(SBIホールディングス) | 非上場(ウェブクルー) | 上場 | |
サービス開始 | 2000年 | 1998年 | 不明 | |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 | |
一括見積入力時間 | 5分 | 5分 | 5分 | |
保険会社 | オリコン満足度ランキング | 最大20社 | 最大19社 | 最大18社 |
イーデザイン損保 | 1位 | 〇 | 〇 | 〇 |
セゾン自動車火災 | 2位 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソニー損保 | 3位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チューリッヒ | 4位 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクサダイレクト | 5位 | 〇 | 〇 | 〇 |
AIU保険 | 6位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井ダイレクト損保 | 7位 | 〇 | 〇 | 〇 |
富士火災海上 | 8位 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI損保 | 9位 | 〇 | 〇 | 〇 |
日新火災海上 | 10位 | 〇 | 〇 | |
東京海上日動火災 | 11位 | 〇 | 〇 | 〇 |
損保ジャパン日本興亜 | 12位 | 〇 | 〇 | 〇 |
朝日火災海上 | 13位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井住友海上火災 | 14位 | 〇 | 〇 | 〇 |
そんぽ24 | 15位 | 〇 | 〇 | 〇 |
共栄火災海上 | 16位 | 〇 | 〇 | |
あいおいニッセイ同和 | 17位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャブ保険 | 〇 | 〇 | ||
セコム損保 | 〇 | 〇 | ||
ゼネラリ | 〇 | 〇 | ||
全労済 | 〇 | 〇 |
※2024年12月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。
この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。
正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。
そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
6.まとめ
以上、軽自動車の自賠責保険に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。
- 軽自動車の自賠責保険は強制加入で、車検時などに自動的に加入させられる
- 軽自動車の自賠責保険で1ヶ月余分に加入するケースがあるのは、車検のタイミングを合わせる必要がある場合に対応するため
- 軽自動車の自賠責保険だけでは万が一の事故の際に対処しきれないため、結果的に任意保険へ加入することも非常に重要になる
- 任意保険に加入する場合には「自動車保険一括見積もり」というサービスを利用して、最安で安心できる自動車保険に加入するのがオススメ
【裏技】愛車を10円以上高く売る方法
車の乗り換え等で売却を考えている時、そのままディーラーに下取りしていませんか?
答えがYESな人は30秒時間をください。
10万円以上得するかもしれません!
ディーラーよりも高く売る方法・・・それは「カーセンサー」を使うことです。
カーセンサーを使うと、最大10社の査定額を比較できます。
各社が買取額を競ってくれるため高く売れるわけです。
もちろん、希望の売却額に届かなければ売らなくてもOK!