更新・加入に不利になる？3等級ダウン事故件数と保険料の差を解説

自動車保険に加入していると、1年に1回の更新のたびに「等級」が気になってしまいますよね。

そして事故を起こしてしまった時には3等級ダウン事故となる場合もあり、「3等級ダウン事故件数によっては、何か恐ろしいペナルティがあるのではないか…」と不安になってしまう場合もあるでしょう。

そこで今回は、元保険代理店の自動車保険営業マンである筆者が、プロ目線で3等級ダウン事故件数によってあなたに何か特別なペナルティがあるのか解説していきましょう。

また最後には、3等級ダウン事故件数によって不利になる等級や保険料に対処する、超簡単な方法についてもお教えしていきますから、安心して最後まで読み進めてくださいね。

1.3等級ダウンは「一般的な事故」で保険使用をした場合に適用される

3等級ダウン事故件数について知る前に、まずは等級ダウン事故の種類や特性について知っておきましょう。

この内容を理解していないと、「等級ダウンの計算ミス」によって、思っていたよりも長期間にわたり、高い保険料を支払わなければならないかもしれません。

そのためきちんと理解しておいてくださいね。

等級ダウンが起こる事故には、2種類あります。

それは

です。

あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この2種類の事故は、該当するケースが大きく異なりますから、以下に分けた説明をご覧になって理解してください。

3等級ダウン事故

3等級ダウン事故は、

など、あなた自身に問題があって起きた車両事故を指すことが多いです。

つまり「一般的に認知されている事故」と考えると、ほとんど間違っていません。

1等級ダウン事故

1等級ダウン事故とは、3等級ダウン事故とは異なり

など、「自分ではどうすることもできなかった」という場合の事故を指しています。

ここでのポイントは「自分は悪くないから等級は下がらない」というわけにはいかないところです。

つまりあなた自身が悪くなくても、等級ダウンの対象となってしまうと覚えておきましょう。

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以上が等級ダウンの説明でしたが、等級ダウンにはプラスαで「事故有係数」というペナルティが含まれてしまいます。

事故有係数も3等級ダウン事故件数と大きなかかわりを持っていますから、こちらも簡単に説明していきましょう。

事故有係数によって「等級ダウン+αのペナルティ」を受ける

事故有係数とは、等級ダウンとは別のペナルティのことであり

となります。

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「〇年」で記された部分は、「〇年間は余分なペナルティを受けなければならない」という数字であり、3等級ダウン事故件数が1件ごとに「3年」、1等級ダウン事故件数が1件ごとに「1年」のペナルティが加算されます。

そして事故有係数は契約年度中、1年間無事故であれば1ずつ減少していき、等級も1等級ずつ上昇します。

またペナルティの内容としては「通常の保険料割引が適用されず、同じ等級でも不利な保険料割引が適用される」というものになっています。

実際に、筆者が作成した保険料割引率の一覧表をご覧ください。

赤字部分がペナルティ時の割引率なのですが、黒字の「無事故(通常時)」と比較すると、その違いがよくわかるでしょう。

この割引率が適用される期間が、3等級ダウン事故1件につき3年間、1等級ダウン事故1件につき1年となるのです。

とはいえ、実際にどれだけの保険料差となるのか、イメージできないかと思いますので、次に試算した比較表を紹介しておきましょう。

試算結果では3等級ダウン事故件数「2件」で最大40万円以上も差額が出る

実際に筆者が試算してみたところ、下記のような結果となりました。

年	(A)保険を使用しなかった 場合の保険料(円)	3等級ダウン事故の 場合の保険料(円)	1等級ダウン事故の 場合の保険料(円)
1年目	123,340	182,800	173,280
2年目	120,950	178,040	124,830
3年目	118,580	173,280	123,340
合計	362,870	534,120	421,450
(A)との差額(円)	0	171,250	58,580

3等級・1等級ダウン事故はそれぞれ1件として、限定的な条件で試算、比較した結果ではあるが、なんと3年間で17万円以上もの差額となりました。

また1等級ダウン事故単体で見た場合でも、3年間で約6万円も損していることになるのです。

さらに、下図のように「3等級ダウン事故が2件起きた場合」についても試算・比較してみました。

年	保険を使用しなかった 場合の保険料(円)	3等級ダウン事故2件の 場合の保険料(円)
1年目	123,340	182,800
2年目	120,950	178,040
3年目	118,580	173,280
4年目	115,370	186,340
5年目	96,440	181,610
6年目	96,440	176,860
7年目	96,440	127,210
合計	767,560	1,206,140
1～7年目までの差額(円)		438,580

2件も起こしてしまった場合には、事故有係数が0年になるまでの期間で、なんと40万円以上もの差額となってしまうのです。

つまり「大損をしている」といえます。

とはいえ実際の保険料も気になるかと思いますが、3等級ダウン事故件数が複数になった場合に、何か特別なペナルティがあるかどうかということでしょう。

その点については次章にて解説していきます。

2.3等級ダウン事故件数は、保険加入をするときのハードルになる場合あり

まず3等級ダウン事故件数が複数回になった場合の特別なペナルティに関しては、結論としては「ない」といえます。

というのも先ほど図解した内容にあるように、実際には等級ダウンと保険料割引率だけがペナルティといえるからです。

しかし安心してはいけません。

なぜなら特別なペナルティはないものの、あまりにも事故件数が多い場合には

という可能性があるからです。

つまり保険会社からすると、お客様の保険使用が多いと「保険金支払いが多くなってしまい、とてもお客様から頂く保険料では賄いきれない」という状況になってしまうのです。

言い換えると「契約すると赤字になる可能性が極めて高い顧客」と見られてしまうということになります。

そのため目安をお教えしておきますが、「1年に2回以上、3等級ダウン事故があったかどうか」がボーダーラインだと思ってください。

とはいえ仮に2回以上の事故があったとしても、すべての保険会社に断られるわけではありませんから、心配しないでくださいね。

それよりも筆者としては「契約できて、なおかつ上がった保険料をできる限り抑えられる自動車保険」を探すことこそ、重要だと結論付けています。

そしてそのためには、複数の保険会社で保険見積もりを作成し、それぞれの保険料を比較することが重要なのですが、正直なところ「面倒くさい」と思ってしまいますよね。

そこで次章にて、複数の保険会社の見積もりを比較するのにオススメな「自動車保険一括見積もり」というサービスについて紹介していきましょう。

3.等級ダウンがあっても保険料を安く抑えるなら「自動車保険一括見積もり」がオススメ

自動車保険一括見積もりというサービスであれば、一気に複数の保険会社へ保険見積もり作成の依頼ができ、あなたは一度の申し込みで

という2つの重要な作業を進められます。

そのためぜひ下記の詳細な説明をご覧になって、ご利用くださいね。

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。

また申込方法に関しても非常に簡単で、

を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。

つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。

とはいえまだ不安がありますよね。

その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。

そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。

安心して利用することはできる

先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。

なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。

また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。

そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。

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また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。

というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。

仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。

以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。

そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。

意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ！

【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ

ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの？」ではないでしょうか？

正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。

自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、

のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。

そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。

第1位：1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」

【2分完了】保険スクエアbang!で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第2位：参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」

【2分完了】保険窓口インズウェブで最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第3位：家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」

【2分完了】価格.com 自動車保険で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

一目で分かる！自動車保険一括見積もりの比較表

また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。

※2025年1月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。

この表を見ても、上位3サイト（保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com）は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。

正直なところ、1～2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。

そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。

【2分完了】保険スクエアbang!で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

4.まとめ

以上、3等級ダウン事故件数についての解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめていきましょう。