小学生でもわかる！自動車保険の等級の仕組みは「RPG」で考える

自動車保険に加入している人や、これから加入する人にとって重要なのが「等級」というものです。

何となく「自動車保険のレベルのようなもの？」という認識を持っているかもしれませんが、その感覚は正しいといえます。

ここまで聞いただけでも、何となくRPGゲームの「レベル上げ？」に近い感覚がしてきませんでしたか？

とはいえ条件によっては、等級が高くても保険料が上がってしまうというケースも…。

そこで今回は、簡単なようで謎の多い自動車保険の等級について、元自動車保険営業マンである筆者が詳しく解説していきましょう。

当ページをすべて読み切ってしまえば、自動車保険の基本の「キ」である等級について、プロ級の知識が得られますよ！

1.自動車保険は「1～20」までの等級がある

まず等級についての基礎知識からお教えしていきましょう。

冒頭で述べたように自動車保険の等級は「レベル」に置き換えて考えると分かりやすいです。

そして国民的有名RPG「ポケモン」が「1～100レベル」まであるのと同様に、自動車保険の等級も「1～20等級」まであり、20等級の場合が「最強」となるわけです。

またそれぞれの等級には、下記の表のような「割増引率」が付与されています。

等級	無事故 割引率（％）	事故有 割引率（％）
1	64
2	28
3	12
4	2
5	13
6	19
7	30	20
8	20	21
9	40	22
10	43	23
11	45	25
12	47	27
13	48	29
14	49	31
15	50	33
16	51	36
17	52	38
18	53	40
19	54	42
20	63	44

※損保ジャパン日本興亜の公式ホームページ「料率制度」より

下段の「事故有」として赤字で記載している部分については、また後程説明していきますが、通常は上段の割引率が適用されるのです。

また、新規契約で自動車保険に加入する場合には1レベルからではなく、「6レベル＝6等級」からスタートします。(条件によっては7等級からスタートする)

このあたりもポケモンと似ていますよね(笑)

そのため初めての契約から考えると、基本的には19～63％の割引をしてくれるということになるのです。

ただしポケモンとは異なるのが、「レベルが上下する」ということです。

というのも自動車保険の場合には、事故をして保険を使った場合には等級ダウンが起きてしまうからです。

次章ではこの「等級ダウン」について説明していきましょう。

2.等級ダウン＝レベルダウンには「1等級ダウン」と「3等級ダウン」がある

等級ダウンの種類には下記の2種類があり、それぞれ

と呼ばれています。

もしレベルが下がってしまう場合、できれば1等級ダウンの方が良いですよね？

そこで以下に、それぞれの条件を分けて説明していきましょう。

1等級ダウンになるのは「仕方のない事故」で保険を使った場合

1等級ダウンにカウントされるのは

• 車の盗難で車両保険を使った
• 台風や洪水などで車両保険を使った
• 落書きやいたずら、窓ガラス破損によって車両保険を使った

出典元：ソニー損保の「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」とはより

という上記の条件の場合です。

すべてご覧になると分かりますが「自分ではどうしようもないことで、保険を使った」という場合に適用されています。

そのため簡単に考えると「仕方のない事故で保険を使うと1レベル下がる」と思ってください。

3等級ダウンになるのは「一般的な事故」で保険を使った場合

一方、3等級ダウンにカウントされるのは「一般的によくある事故」のケースです。

具体的には、下記のような事例が挙げられます。

• 事故で他人をケガさせた場合の「対人賠償」に保険を使った
• 事故で他人のモノを破損させてしまい「対物賠償」で保険を使った
• 電柱などで自損事故をしてしまい、車両保険を使った

出典元：ソニー損保の「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」とはより

このように、自分に責任がある場合にはすべて3等級ダウンになってしまうのです。

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つまり以上をまとめると

ということになり、レベルが大幅にダウンすることによって「割引率の低下」も起きてしまうということになります。

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またそれだけではなく、単純に下がった分の割引率に「ペナルティ」も課せられてしまうのです。

このペナルティを「事故有係数」というのですが、詳しくは次に説明していきましょう。

保険を使って等級ダウンすると「事故有係数」も付帯する

事故有係数は等級ダウンに伴うペナルティであり、「レベルが下がるのと同時に【毒状態】になってしまった」と考えると分かりやすいです。

そして事故有係数は「年数」で表現され、

ということになっています。

その点を踏まえて、等級ダウンに伴う事故有係数と、割引率について下図で簡単に説明していきましょう。

上記の図解のように、3等級ダウン事故をしてしまった場合には3年分のペナルティが付与されています。

そしてペナルティの年数は、1年に「1年分ずつ」減っていくのです。

また3等級ダウンになった場合、下段の「事故有」の割引率が適用されるため、パーセンテージだけを見ると「20％程度分の損」をしてしまいます。

そのため事故を起こすということは、単なる損をするだけではなく「レベル上げの速度を極端に遅くする」ということが言えると覚えておきましょう。

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以上で等級ダウンに関する説明を終了しますが、実は保険を使う事故の種類で「ノーカウント事故」というものもあります。

ノーカウント事故はその名の通り「保険を使っても等級ダウンされない」という特徴があり、主に下記の3点が挙げられます。

• 人身傷害や搭乗者傷害のみ使用する
• 弁護士費用特約のみ使用する
• ファミリーバイク特約のみ使用する

出典元：ソニー損保の「3等級ダウン事故」「1等級ダウン事故」「ノーカウント事故」とはより

とはいえこれらの条件に当てはまることはほとんどないため、基本的には先に述べた「1等級・3等級ダウン事故」についてきちんと理解しておけば大丈夫です

そしてここまでの説明で等級の全体像が分かったでしょう。

そこで次章からは下記2点の

という、「等級のお得ワザ」について紹介していきましょう。

3.車の増減があれば等級は「家族間で引継ぎ」が可能

先に結論を述べておきますが、実は

という条件付きで引継ぎが可能です。

つまりRPGでいうところの「強いモンスター・強いキャラクターとの交換」をイメージすると分かりやすいでしょう。

とはいえRPGと異なるのは「家族間のみ」ということです。

自動車保険では家族という言葉がよく使われるのですが、その定義は「同居している親族または別居している未婚の子」になります。

つまり単なる友人間では等級の引継ぎができないということなのです。

そして上記2点の条件を満たしているときで、家族の誰かの「進んだ等級」をくれる場合には、下記のように保険料の節約をすることができます。

ノンフリート等級	年間保険料(円)	最高差額(円)
6(新規)	181,910	103,660
10	113,460
15	102,070
20	78,250

なんと最大で10万円も節約することができるのです。

そのためもしもあなたの家族の誰かが「等級をくれる」と言ってくれた場合には、等級を引き継ぐことで大幅に保険料を抑えることができるといえます。

また気になる「等級の引継ぎ方法」については、以下に解説していきましょう。

等級の引継ぎ手順

等級を引き継ぐ場合には、下記の手順で行います。

つまりあなたがしなければならないのは「車に関する情報の入手」だけなのです。

そのため特別な手続きや書類を必要とするわけではなく、ゲームの世界と同じく「手軽にできる」ということができます。

以上のことからも分かる通り、等級の引継ぎをすることができる場合には「家族全体の保険料の低下」も狙えますから、ぜひ実施することをオススメします。

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また次は、いったん解約する場合の「等級の保存」について説明していきましょう。

4.いったん解約する場合は「等級の保存」が可能

一般的に「転勤などによって車を手放すため解約する」というケースはよくあり、将来的に再度車の購入などをすることもよくあるため、これまで進めてきた等級を保存させてくれるのです。

この手続きを自動車保険では「中断」といいます。

そして中断の手続き方法も意外と簡単で、

というだけなのです。

証明書類に関しては、車を売却した場合は車買取店から、そして廃車をした場合は廃車業者から「中断するために必要な証明書が欲しい」と伝えれば問題なく入手可能です。

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そのため簡単に中断証明書を発行してもらうことができ、晴れて中断が完了するというわけです。

ただし中断期間は最大で10年間であるため、その点にだけは注意しておきましょう。

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また書類の準備や各方面から証明書類の発行を依頼しなければならないため、旧式のゲームに使う「某通信用のケーブルの用意」程度の手間はかかると思ってください。

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以上で自動車保険の等級に関するすべての解説を終了しますが、最後に必殺技として「最も安い自動車保険を簡単に見つける方法」についてご紹介していきます。

この方法であれば、新規契約時の保険料の高さや、事故をしてしまった場合の等級ダウンが怖くなくなるほど、お得な自動車保険が見つかりますよ！

5.「自動車保険一括見積もり」なら今の等級で最もお得な自動車保険が見つかる

最も安い自動車保険を探す方法とは「自動車保険一括見積もり」というサービスを利用することです。

というのも最も安い自動車保険を探す場合、通常は「各保険会社で保険見積もりを作成し、それぞれの保険料を比較する」という作業が必要になります。

さながら「攻略本」といったイメージをすると分かりやすいでしょう。

そんな攻略本的なサービスについては、下記に詳しくしていきますのでご覧になって利用することがオススメです！

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。

また申込方法に関しても非常に簡単で、

を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。

つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。

とはいえまだ不安がありますよね。

その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。

そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。

安心して利用することはできる

先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。

なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。

また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。

そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。

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また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。

というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。

仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。

以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。

そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。

意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ！

【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ

ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの？」ではないでしょうか？

正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。

自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、

のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。

そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。

第1位：1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」

【2分完了】保険スクエアbang!で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第2位：参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」

【2分完了】保険窓口インズウェブで最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第3位：家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」

【2分完了】価格.com 自動車保険で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

一目で分かる！自動車保険一括見積もりの比較表

また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。

※2024年12月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。

この表を見ても、上位3サイト（保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com）は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。

正直なところ、1～2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。

そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。

【2分完了】保険スクエアbang!で最安値をチェック
※保険会社からの営業電話は一切ありません。

6.まとめ

以上、自動車保険の等級に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。