自動車保険

ASVとは一体何?ASV割引適用で車の保険料が9%の割引あり!

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

筆者は元自動車保険営業マンですが、実際に保険見積もりを作成していくと「ASV割引」という文言を目にすることがよくあります。

このASV割引は筆者のように自動車保険を取り扱っている人の間ではメジャーなものですが、あなた自身はあまりよく知らないですよね。

実はこの割引、知っておくと「そこそこお得になる」という特徴があるのです。

そのため今気になっているのであれば、きちんと理解しておく必要があるといえます。

逆をいうと、知らないままでいると「せっかく受けられた割引が適用されず、損する」といえるのです。

そこで今回は、筆者がプロとしてASV割引について解説するとともに、

  • 割引によってどのくらい安くなるのか
  • 様々な割引を適用させた上で最もお得な自動車保険を探す方法

について、詳しくご紹介していきましょう。

専門用語などはほとんど使わず、分かりやすく説明していきますから、ぜひ最後までご覧になってくださいね。

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1.自動車保険のASV割引は「先進の安全装備」に対する割引だ

「元」営業マンである筆者ですが、今の仕事上もよく自動車保険の保険見積もりを作成します。

その際に見かけるのが「ASV割引」というもの。

ASV割引ASV割引

※出典:損保ジャパン日本興亜の保険見積もり作成画面「お見積条件の設定」より

このように、保険見積もりを作成していくと出くわすことがあるのです。

幸い筆者は、車好きであり「ASV」という自動車の専門用語についても詳しいため、早速以下に説明していきましょう。

ASVとは「先進の安全装備」のこと

ASVとは、簡単に説明すると「先進の安全装備」のことを指しています。

例えば分かりやすいのが「衝突被害軽減ブレーキ(以下、「自動ブレーキ」と記載)」です。

ここ最近の車には最初から標準装備されているものも多く、中にはトラックにも採用されている場合があります。

また「車線逸脱警報装置」などもASVとして総称されている場合もあります。

とはいえより詳しく知りたいかと思いますので、下記に損保ジャパン日本興亜のASV割引に関する解説を引用しておきましょう。

ご契約の自動車がAEB(衝突被害軽減ブレーキ)*を装備している自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)である場合は、「ASV割引」として保険料を割り引きます。

カメラやレーダー等の機器により前方の自動車や物体を検知することで、衝突するおそれがある場合には、音や警告灯などでドライバーに警告し、さらにブレーキ操作がなく衝突が避けられないとシステムが判断した場合には、被害を軽減するため自動的にブレーキが作動する装置またはこれらに準ずる装置をいいます。

※引用:損保ジャパン日本興亜のご契約条件の設定・料率制度など:各種割引「ASV割引」より

保険会社によっても割引対象は異なる可能性がありますが、この基準が一般的といえるでしょう。

また内容をご覧になると分かるかと思いますが、「車線逸脱警報装置のみ」の場合には割引の対象外となってしまい、「自動ブレーキありき」という基準になっていることが分かります。

さらに「自家用乗用車」という条件も付くことから、トラックなどは対象外となってしまいます。


とはいえおそらくあなたは自家用乗用車に乗っているかと思いますので、自動ブレーキが装備されている車に乗っている場合には、割引が適用される可能性は極めて高いといえるのです。

しかし「いったいなぜASVで割引が適用されるのか」と気になりませんか?

そこで次に、先進の安全装備が装着されているだけで、割引となる理由について説明していきましょう。

先進の安全装備があるとなぜ割引が適用されるのか

自動車保険の保険料は、基本的に「お客様が事故を起こして保険を使う確率」から算出されています。

これを「保険使用のリスク」と表現するのですが、自動ブレーキなどが装着されている自動車に関しては、保険使用のリスクが低くなるのです。

その理由はお分かりですよね。

そう、「自動ブレーキによって事故率が低下するから」なのです。

そのためASV割引は事故率の低下に伴って、意外なほど大きい割引をしてくれるというわけです。

とはいえ、実際に気になるのはその割引率でしょう。

そこで次章では、実際に筆者が調査した割引率について説明していきましょう。

2.実際の保険料の割引率は「9%」

まずASV割引の制度がある保険会社の中でも「大手」と呼ばれる5社をピックアップしておきます。

  1. 損保ジャパン日本興亜
  2. 東京海上日動火災保険
  3. 三井住友海上火災保険
  4. ソニー損害保険
  5. SBI損害保険

これらの保険会社はすべてASV割引が適用されるのですが、それぞれ実は「一律9%の割引」となっています。

自動車保険ではどの保険会社でもほとんど割引率が変わらないため、簡単に覚えられるでしょう。

しかし注意も必要で、「ASVについても項目にチェックしなければ割引を受けられない」ということになりますから、必ず装備されている場合にはチェックする必要があります。

また実際に割引を適用させて保険料を比較していくと、大幅な違いが出ることもありますから、下記に「ASV割引を適用させた保険料」をほとんど同条件で比較してみました。

保険会社名保険料(円)最高額と
最安値の差額(円)
損保ジャパン日本興亜101,81043,640
東京海上日動火災93,670
三井住友海上火災保険99,120
ソニー損害保険58,170
SBI損害保険75,160

※保険料算出条件

  • ノンフリート等級:15等級(事故有0)
  • 車種:ホンダ ステップワゴンスパーダ(RP3型)
  • 年式:平成27年12月
  • ASV割引の適用:あり
  • 使用目的:通勤通学(片道10㎞圏内)
  • 年間走行距離:10,000㎞
  • 主な使用地域:愛知県
  • 免許証の色:ゴールド
  • 年齢条件:26歳以上補償
  • 運転者限定:本人・配偶者限定
  • その他の条件:車両保険「一般条件」で各社のオススメプラン

ご覧になると分かるように同じ9%の割引だったとしても、なんと最大で4万円以上もの保険料差となったのです。

そのため「割引率が同じだから、どこの保険会社でも構わない」とは思わず、実際に保険会社の保険料を比較することが重要だと覚えておいてください。

また今ご紹介したASV割引と似たような割引で、保険料に大きな影響を与える割引もありますから、次章にて簡単に紹介していきましょう。

3.ASV割引と似たような割引は3つある

保険料で比較することが重要だということは理解できたかと思いますが、比較していく前に「ほかにどのような割引が適用されるのか」を知っておかなければなりません。

そこで今回ご紹介してきたASV割引と似たような割引を、下記に箇条書きしておきました。

  • 安全運転に関する割引
  • ゴールド免許割引
  • ノンフリート等級による割引

これらの割引については、以下に分けて簡単に説明していきましょう。

1.安全運転に関する割引

安全運転に関する割引は、様々な保険会社によって提供されています。

そして適用の条件としては「運転に関する採点をして、点数に応じた割引の適用をする」というものになります。

例えば損保ジャパン日本興亜の「安全運転割引」では、スマホアプリをインストール後に運転診断をした結果、最大で20%もの割引が適用されます。

ソニー損保でも「やさしい運転キャッシュバック型」として、運転診断の結果最大で20%分のキャッシュバックを受けれられるのです。

そのため加入先の保険会社で診断を受けられる場合には、必ず診断をして適用すべき割引ということができるでしょう。

2.ゴールド免許割引

ゴールド免許割引は有名な保険料割引ですが、ほとんどすべての保険会社で適用されます。

5年間無事故無違反でいなければゴールド免許になることはできないため、その「事故による保険使用のリスクが低い」と判断されるのです。

割引率は保険会社によっても異なりますが、一般的には「10%前後」になるため、ASV割引と同程度の割引が期待できます。

またゴールド免許割引は、ASV割引とは異なり「入力時に勝手に反映される」という特徴がありますから、割引漏れはないため心配する必要はありません。

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3.ノンフリート等級による割引

「等級によって割引率が異なる」ということはご存知でしょう。

自動車保険の契約年度に1年間、ノーカウント事故以外の保険使用が無ければ、1等級上昇します。

そして最大で20等級になり、その場合には60%以上の割引を受けられるのです。

こちらも選択することはできませんが、コツコツ積み上げていくことで報われると思ってください。

ノンフリート等級
自動車保険のノンフリート等級とは「割引率のレベル」を表すお得用語自動車保険では意外とよく耳にする専門用語があります。 それは「ノンフリート等級」というもの。 何となく意味が分かっていそうで...

以上がその他割引に関する説明でしたが、どれも保険料に直結する重要な割引だったと理解できたでしょう。

とはいえ筆者にしてみれば「やはりいくつもの保険会社で保険料を比較すべき」というのが本音です。

そこで次章では、複数社の保険見積もりを一気に比較するのに役立つ「自動車保険一括見積もり」というサービスについて紹介していきましょう。

4.様々な割引を適用させて最もお得な自動車保険を見つけるなら「自動車保険一括見積もり」

ASV割引で9%割引を受けられることは理解できたと思いますが、実は「保険見積もりを比較するだけで、半額以下になった」というケースもあります。

つまり50%割引と同じ効果を持っているということになるのです。

そのためASV割引をチェックすることも重要なのですが、複数の保険見積もりを比較することこそ、お得になる近道といえるのです。

そこで筆者がオススメしている「自動車保険一括見積もり」というサービスに関する詳細を、次に説明していきましょう。

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。

そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。

また申込方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
  • あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
  • あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)

を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。

つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。

とはいえまだ不安がありますよね。

その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。

そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。

安心して利用することはできる

先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。

なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。

また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。

そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。


また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。

というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。

仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。

以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。

そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。

意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!

【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ

ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?

正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。

自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、

  • 運営会社が大きい
  • 長期に渡ってサービスが継続している
  • 多くの保険会社が加盟している

のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。

そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。

実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。

自動車保険一括見積りのハガキ自動車保険一括見積りのハガキ

第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」

保険スクエアbang!保険スクエアbang!
  • 最大19社から見積もりが取れる
  • 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
  • 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗

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第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」

保険の窓口 インズウェブ保険の窓口 インズウェブ
  • 最大20社から見積もりが取れる
  • 利用者累計900万人
  • 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
  • gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
  • SBIホールディングス(東証一部)が運営

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※保険会社からの営業電話は一切ありません。

第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」

価格.com 自動車保険 比較・見積もり価格.com 自動車保険 比較・見積もり
  • 最大18社から見積もりが取れる
  • 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
  • 東証一部上場
  • 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施

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一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表

また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。

確認項目インズウェブ保険スクエアBang!価格.com
上場上場(SBIホールディングス)非上場(ウェブクルー)上場
サービス開始2000年1998年不明
利用料無料無料無料
一括見積入力時間5分5分5分
保険会社オリコン満足度ランキング最大20社最大19社最大18社
イーデザイン損保1位
セゾン自動車火災2位
ソニー損保3位
チューリッヒ4位
アクサダイレクト5位
AIU保険6位
三井ダイレクト損保7位
富士火災海上8位
SBI損保9位
日新火災海上10位
東京海上日動火災11位
損保ジャパン日本興亜12位
朝日火災海上13位
三井住友海上火災14位
そんぽ2415位
共栄火災海上16位
あいおいニッセイ同和17位
チャブ保険
セコム損保
ゼネラリ
全労済

※2024年12月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。

この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。

正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。

そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。

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5.まとめ

以上、自動車保険のASV割引についての解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめていきましょう。

  • ASVとは先進の安全装備のことを指しており、自動車保険では「自動ブレーキ」を意味することが多い
  • ASV割引は、現時点(2018年3月)では一律9%の割引となる
  • ASV割引による保険料の節約も重要だが、最も効果的なのは複数の保険見積もりを比較すること
  • 複数の保険見積もりを比較するには「自動車保険一括見積もり」がオススメ

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