自動車保険では「人」にかかわる定義が本当に多くあります。
その中でも非常に重要度の高いのが「記名被保険者」です。
しかし記名被保険者と聞いても
- 漢字が羅列されているだけで専門用語に見えるし、難しそうだ
- どうせお金を払っている契約者と同じようなものでしょ
- そもそも記名被保険者なんて人を定義しなくても、契約できていれば問題ないでしょ
など、記名被保険者に対して理解するのは「面倒くさい」と思ってしまいますよね。
その気持ちはよく分かりますが、記名被保険者を理解しなければ「自動車保険契約において、補償されないなどの大きなリスクを背負う」ということにもなりかねません。
そのため記名被保険者について十分に理解しておく必要があるのですが…やはり面倒くさいですよね。
そこで今回は、保険代理店で自動車保険の営業マンをしていた筆者が、自動車保険の「記名被保険者」について、分かりやすく説明していきましょう。
【裏技】同じ保証内容なのに保険料が半額に!?
自動車保険料は、保険会社によって差が激しいのをご存知ですか?
実際に筆者は親から紹介された大手保険会社で12万だった保険料が、三井ダイレクトに変えて5万円になりました。
なので、複数の自動車保険会社から見積もりを取ってください。
と言われても面倒ですよね・・・
そこでオススメなのが「保険スクエアbang!」の自動車保険一括見積りサービスです。
自動車保険一括見積りサービスは、1回ネットで申し込むと、大手を含めた各保険会社からメールでの見積もり結果が瞬時に届く&後日に見積もりのハガキが郵送で届きます。(営業電話などは一切掛かってきません。)
これを使えばカンタンに最安値の自動車保険が見つかります。
同じ保証内容なのに・・・半額以上安くなるかも!?
特に親や知人から紹介された人は半額以上安くなる可能性大
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
1.自動車保険の「人」には2種類ある
自動車保険で定義される「人」は、実は大きく分けて2種類あり、下記のようになっています。
- 保険契約者
- 記名被保険者
それぞれ説明していきますが、ここが今回の「キモ」であるためきちんと下記をご覧ください。
種類1.保険契約者
保険契約者とはその名の通り「保険の契約をした人」
そんなの当然だと思うかもしれませんが、ただし自動車保険では契約者を分けて考えています。
そして自動車保険で言うところの保険契約者を簡単に説明すると、「自動車保険の年間保険料を支払う人」です。
つまり例えば
- 自分で自動車保険の保険料を支払っている…保険契約者は「あなた自身」
- 親が保険料を支払ってくれている…保険契約者は「親」
ということになるのです。
とはいえ自分以外が年間保険料を支払っている場合、なんとなく「本来であれば自分は自動車保険から補償を受けられないのではないか」と勘繰ってしまいますよね。
しかし安心してください。
別の人が支払ってくれる場合に、重要になるのが「記名被保険者」なのです。
種類2.記名被保険者
記名被保険者は「実際に補償を受ける主な人=契約車両の主な運転者」
そして自動車保険を契約する場合には、主に補償を受ける記名被保険者を基準に、すべての補償内容を設定していくのです。
記名被保険者本人が契約している場合には「同一人物」となりますし、先程の例のように別の人が保険料を支払ってくれる場合には「別々の名前」ということになります。
以上が保険契約者を記名被保険者の違いでしたが、ご覧いただくと分かる通り記名被保険者は「主な運転者」というだけであり、補償の基準となる人ですから覚えておいてください。
ただ、その定義を知っていると抜け道的な使い方として
- ブルー免許の自分ではなく、ゴールド免許の旦那を記名被保険者に設定すればお得になるのでは…
- 自分より年上で「年齢による割引」が受けられる人を代理で記名被保険者にすれば、保険料が安く済みそうだ…
なんて考えてしまう人がいます。
しかし上記の考え方は自動車保険ではNGですから、次章では注意点として紹介していきましょう。
2.記名被保険者2つの注意点
記名被保険者の定義は非常に簡単ですが、実は下記2点のように「少しでもお得になりたい」という想いで、間違った記名被保険者の設定をしてしまうケースがあります。
- 免許証の色がお得な人を記名被保険者にしてしまう
- 年齢がお得な人を記名被保険者にしてしまう
それぞれ自動車保険では補償されないというリスクにつながりかねず、場合によっては賠償問題になってしまうため、十分注意が必要になるのです。
そこで以下に、それぞれを分けて説明していきますから、ご覧ください。
注意点1.免許証の色がお得な人を記名被保険者にしてしまう
自動車保険では記名被保険者の免許証の色によって、割引が適用されます。
具体的にはゴールド免許割引といって、おおむねどこの保険会社でも10~20%程度の割引が適用されるのです。
かなり大きな割引率ですから、魅力的でしょう。
しかし仮に
- 主な運転者である自分はゴールド免許を持っていない
- 割引を受けたいから、ゴールド免許を持っている親を記名被保険者にした
という場合、次に説明する年齢条件や運転者の範囲などをクリアしていれば「補償を受ける条件は整っている」という状況になるものの、「主な運転者の虚偽申告」となります。
つまり虚偽申告=バレた場合には補償がされないということになるのです。
そして保険会社は意外と調査能力に優れているため、実際に事故などで補償してもらう場合にバレる可能性は高く、結果的に何億という賠償金を「自腹」ということになりかねません。
そのため筆者としては、リスクがあるため「目先の利益だけを考える」ということは避け、必ず記名被保険者は主な運転者で契約することをオススメします。
ちなみに「主な運転者」とは、客観的に見て主に運転している人のことを指します。例えば車検証上の所有者・使用者などが判断基準となりますが、あくまで客観的に見た時の主な運転者だと覚えておいてください。
注意点2.年齢がお得な人を記名被保険者にしてしまう
自動車保険では「年齢の高い人ほど、保険料が安くなる」という仕組みがあります。
おそらく、あなたも聞いたことがありますよね。
そのため記名被保険者を自分ではなく、親や兄弟にしてしまう人がいますが、正直なところ「超キケン」であるため、注意してください。
というのも自動車保険で年齢による割引を受けるためには、「年齢条件」という設定があり、保険会社にもよりますが
- 全年齢補償
- 21歳以上補償
- 26歳以上補償
- 30歳以上補償
- 35歳以上補償
という5パターンい分けられることが多いです。
しかし○○歳以上“補償”とあるように、補償を受けられる年齢について制限しているだけなのです。
つまりあなたより年齢の高い人を記名被保険者にしてしまうと、そもそもあなた自身が運転していた時の事故は「補償の対象外」となる可能性が極めて高くなってしまいます。
そのため年齢条件を操作するために、別の人を記名被保険者にしてしまうのは避けておくべきなのです。
また前述した注意点と被るのですが、そもそも客観的に見た主な運転者以外が記名被保険者になった場合には、やはりバレると「補償の対象外」となり、結果的に損害賠償額が自腹になってしまいます。
そのため大きなリスクを背負うのではなく、本当の意味での主な運転者を記名被保険者に設定することをオススメします。
以上、注意点について述べてきましたが、実はこれまでに説明してきた注意点を「保険料を安くする裏ワザ」として紹介されている場合があります。
その場合には、言葉に惑わされず、きちんと記名被保険者は正しく選択してください。
とはいえあなた自身、自動車保険の年間保険料は高いと思っていますから、できる限り安くしたいと思いますよね。
そこで次章では、最も安い自動車保険を探し出すことができる「自動車保険一括見積もり」というサービスについて紹介していきましょう。
実際に利用してみれば分かりますが、安心して利用することができ、さらに確実に安い自動車保険が見つかりますので、ぜひ利用してくださいね。
3.記名被保険者をしっかり選択しても「自動車保険一括見積もり」を利用すればお得になる
自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか
自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。
そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。
また申込方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
- あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
- あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)
を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。
つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。
とはいえまだ不安がありますよね。
その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。
そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。
安心して利用することはできる
先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。
なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。
また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。
そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。
また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。
というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。
仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。
以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。
そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。
意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!
【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ
ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?
正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。
自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、
- 運営会社が大きい
- 長期に渡ってサービスが継続している
- 多くの保険会社が加盟している
のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。
そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。
実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。
第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」
- 最大19社から見積もりが取れる
- 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
- 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」
- 最大20社から見積もりが取れる
- 利用者累計900万人
- 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
- gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
- SBIホールディングス(東証一部)が運営
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」
- 最大18社から見積もりが取れる
- 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
- 東証一部上場
- 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表
また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。
確認項目 | インズウェブ | 保険スクエアBang! | 価格.com | |
---|---|---|---|---|
上場 | 上場(SBIホールディングス) | 非上場(ウェブクルー) | 上場 | |
サービス開始 | 2000年 | 1998年 | 不明 | |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 | |
一括見積入力時間 | 5分 | 5分 | 5分 | |
保険会社 | オリコン満足度ランキング | 最大20社 | 最大19社 | 最大18社 |
イーデザイン損保 | 1位 | 〇 | 〇 | 〇 |
セゾン自動車火災 | 2位 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソニー損保 | 3位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チューリッヒ | 4位 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクサダイレクト | 5位 | 〇 | 〇 | 〇 |
AIU保険 | 6位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井ダイレクト損保 | 7位 | 〇 | 〇 | 〇 |
富士火災海上 | 8位 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI損保 | 9位 | 〇 | 〇 | 〇 |
日新火災海上 | 10位 | 〇 | 〇 | |
東京海上日動火災 | 11位 | 〇 | 〇 | 〇 |
損保ジャパン日本興亜 | 12位 | 〇 | 〇 | 〇 |
朝日火災海上 | 13位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井住友海上火災 | 14位 | 〇 | 〇 | 〇 |
そんぽ24 | 15位 | 〇 | 〇 | 〇 |
共栄火災海上 | 16位 | 〇 | 〇 | |
あいおいニッセイ同和 | 17位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャブ保険 | 〇 | 〇 | ||
セコム損保 | 〇 | 〇 | ||
ゼネラリ | 〇 | 〇 | ||
全労済 | 〇 | 〇 |
※2024年11月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。
この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。
正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。
そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
4.まとめ
以上、自動車保険の記名被保険者について説明してきましたが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。
- 自動車保険で定義される人には「保険契約者」と「記名被保険者」がいる
- 記名被保険者は単純に「客観的に見て主に運転する人」である
- 免許証や年齢などで割引を得るために記名被保険者を別の人にすると、事故の賠償時に大きな負債を背負うことになる
- 自動車保険の年間保険料を安く済ませるには、「自動車保険一括見積もり」を使って最も安い自動車保険を探すのが効果的でオススメ
【裏技】愛車を10円以上高く売る方法
車の乗り換え等で売却を考えている時、そのままディーラーに下取りしていませんか?
答えがYESな人は30秒時間をください。
10万円以上得するかもしれません!
ディーラーよりも高く売る方法・・・それは「カーセンサー」を使うことです。
カーセンサーを使うと、最大10社の査定額を比較できます。
各社が買取額を競ってくれるため高く売れるわけです。
もちろん、希望の売却額に届かなければ売らなくてもOK!