車の契約をしてから納車まで、本当に楽しみな時間が続きますよね。
ただ、あまりにも納車までに時間がかかりすぎると、正直なところ待ち切れずに気持ちが爆発してしまいます。
そのため、納車までにどの程度の時間がかかるのか、先に知っておきたいですよね。
そこで今回は、元自動車ディーラーの営業マンである筆者が、納車について
- かかる時間
- 必要になる費用
- すべきこと
の大きく3つに分けて紹介していきましょう。
急ぎたくなる気持ちは分かりますが、下手に急ぎすぎると後から「こんなはずではなかった…」と後悔しかねませんので、必ず最後までご覧になってくださいね。
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1.車の納車にかかる時間は~2ヶ月見ておくと安心
まず車の納車にかかる時間を説明していきます。
そこで早速、車の納車までに必要な流れを各ポイントでまとめましたので、下記の箇条書きをご覧ください。
- 商談…~1ヶ月
- 契約…1日
- 車両発注…1日
- 車両の入荷…1週間~1ヶ月
- 入荷後の点検・整備…1~2日
- 必要書類の準備…1週間
- 車の登録…1日
- 納車…1日
それぞれご覧いただくと、「単純に足し算すれば分かる」と思うかもしれませんが、実はそう簡単なものでもありません。
なぜなら、それぞれ「被る部分」が出てしまうため、結果的に下記に図解したような結果になると思ってください。
ご覧になるとよく分かるかと思いますが、実質必要となる時間は2週間~2カ月程度になるのです。
ただしケースバイケースで大きく納期がずれる可能性もあり、
- なかなか車を決めきれずに商談が長引いた
- 人気車種であるため、車両が入荷するまでに半年~1年以上かかった
- 必要書類を準備するのに手間取ってしまった
など、イレギュラーがある場合には納車までの時間にズレが生じます。
つまり例えば中古車在庫から選んだため入荷待ちが無い場合には、最短で1~2週間、通常でも~3週間以内での納車も可能ということになるのです。
以上、ここまでをまとめると
- 新車の納車までの時間…2週間~2ヶ月程度(納期によって大幅にズレる可能性あり)
- 中古車の納車までの時間…1週間~3週間程度
ということができます。
ただし納車までの時間だけを見ておけば、納車に関してオールOKということはできません。
なぜなら納車時には別途費用が必要なケースもあるからです。
そこで次章では、納車時に必要となる費用について説明していきましょう。
2.納車時に必要になる3つの費用
納車時に別途必要となる費用は、主に下記の3点です。
- コーティング
- 社外品取り付け
- 納車準備費用
それぞれ以下に分けて説明していきましょう。
費用1.コーティング
納車前にコーティング施工を依頼した場合には、ディーラーや販売店の多くはコーティング専門の外注業者に委託し、作業をしてもらいます。
そのためコーティングを依頼する場合には、別で料金が発生すると思ってください。
ちなみにコーティング費用の相場は、業者や施工するコーティング剤の質、そして車の大きさによって左右するのですが
- 一般的なコーティング…2~3万円程度
- 少し質の高いコーティング…5万円前後
- 高級車に用いられる最高品質のコーティング…10万円前後~
となっています。
そのため車両価格や諸費用だけに目を奪われるのではなく、コーティングを施工したい場合には上記費用をあらかじめ見積もっておく必要があります。
費用2.社外品取り付け
ディーラーや販売店では、車を購入されたお客様の「持ち込み」による社外品の取り付けを、納車時に承っているケースが多いです。
その場合、社外品自体はあなた自身が購入し用意するのですが、「工賃」については別途請求されると思ってください。
ただしディーラーオプションなどで後付けするものの工賃は、基本的に総額の中に含まれるケースが多いため、特に心配する必要はありません。
費用3.納車準備費用
納車準備費用とは、納車するまでに必要な
- 整備点検費用
- 車の洗車費用
- 納車時のガソリン代
- 納車時に付属させる三角表示板など
- 納車そのものにかかる手数料
のことを指しています。
つまり納車全体で必要となる「雑費」と覚えておくと良いでしょう。
これらは一般的に「自宅などで納車してもらう=車を持ってきてもらうために必要な費用」と考えがちであり、「店舗まで引き取りに行くから無料にしてほしい」という人がいます。
しかし上述したように、車を持っていくのにかかる費用というよりも、見えない部分のコストに充てられているため、基本的には削減はムリだと思ってください。
ちなみに費用としては、ザックリ3~5万円程度が割り当てられていることがあり、基本的にディーラーや販売店としては「ほとんど利益のない実費分」として換算していることが多いです。
以上、車の納車で必要になる費用に関する説明をしましたが、実はご覧いただいた費用はすべて「基本的に総額の中に含まれる」ということがほとんどです。
もちろん後から社外品の取り付けなどを依頼した場合には、別途請求書を起こして費用が発生するのですが、基本はあくまで「一度の取引ですべての費用をまとめたい」というのが本音であるため、まず分けて別途費用を請求されることはありません。
そのため総額表示の中に、上記の費用が含まれているかを契約時に確認することをオススメします。
また納車までの時間と費用がここまでの説明で理解できたかと思いますので、次章では最後に「すべきこと」について説明していきましょう。
3.納車に際してすべき6つチェックポイント
納車の際にすべきことは、下記に箇条書きした5つである。
- 納車時に別途してもらう作業の確認
- 納車の際にキズや凹みなどが無いか確認
- 最終的にディーラーオプションや追加発注した作業による問題が無いか確認
- 納車日・入金日の確認
- 納車場所の確認
- 自動車保険の加入or車両入替の手続き
こちらにかんしてもそれぞれ以下に分けて説明していこう。
ちなみに、納車時には上記の点をきちんと確認しておかなければ、後から問題があったとしても「知らない」と言われてしまう可能性があるため、注意深くチェックしてほしい。
ポイント1.納車時に別途してもらう作業の確認
「別途してもらう作業」とは、オプション品など以外の
- 社外品取り付け
- コーティング
などのことを指しています。
これらの作業に関しては、ディーラーや販売店などに100%伝わっていないと、部品の発注ミスや工程忘れなどによって納期が大幅に長くなってしまう可能性があるため、必ずあらかじめ確認する必要があります。
ポイント2.納車の際にキズや凹みなどが無いか確認
特に新車のを購入し、納車の際にチェックすべきなのは「キズや凹み」です。
というのも新車の納車準備のために整備や点検、オプションパーツの取り付けをする際に、意外にもキズや凹みができてしまうケースが多いのです。
その理由は単純で
- 作業のために工具をボディー上に置いている
- 作業の足場として車に乗っている
などの原因が挙げられます。
もちろんディーラーや販売店としても細心の注意は払っているが、実際に筆者の勤務していたディーラーでもお客様から後にクレームが上がるケースはありました。
そのため「新車だから大丈夫」「車の確認はザっとしたから大丈夫」と思わずに、納車前にはじっくりチェックすることをオススメします。
ちなみにキズや凹みが見つかった場合には、その場で指摘するとすぐに対処してくれる他、場合によっては返金や値引き処理の対象となるので、必ず指摘してくださいね。
ポイント3.最終的にディーラーオプションや追加発注した作業による問題が無いか確認
最後の最後、納車の直前には「追加発注した作業」として、ディーラーオプションやコーティング、社外品取り付けなどの作業が「問題なく完了しているか」を確認してください。
なぜなら先ほどのチェック項目でも述べているように、ディーラーや販売店に100%伝わっていなかった場合には、さらに納期がかかることになるからです。
そのため担当者にしつこいと思われるかもしれませんが、必ず「この作業はできていますか?」と確認し、終わっていなければ「いつ完了するのか」と指摘しましょう。
販売店としてはお客様と約束した納車日を守ることに一生懸命になりますから、納車の直前に指摘すれば必ず間に合わせてくれます。
ポイント4.納車日・入金日の確認
納車日と入金日については、契約時点で1度は確認してください。
一般的に納車日の前に入金を依頼されることが多く、これは一般消費者向けの商売の原則として「お金をもらってから商品を渡す」ということになります。
とはいえ納車日よりも後で入金が可能なケースもあり、これは販売店ごとに異なります。
そして指定された入金日までに入金が確認できない場合には、訴訟問題に発展する可能性もあります。
そのため、必ず入金日と納車日についてはよく聞いておき、あなた自身は入金日を絶対に守ってください。
ポイント5.納車場所の確認
最後に「納車場所」について確認をしておいてください。
先程筆者が述べましたが、納車準備費用は「自分で引き取りに行っても削れないコスト」ですから、実は自宅に来てもらうのが「ラク」ということができます。
またディーラーや販売店としても、お客様のご自宅にて納車及び「納車時にする車両の取り扱い説明」をすることは不安を伴いますし、さらに「ご家族から厳しくチェックされるのでは」と緊張してしまいます。
つまり場所としてあなたの優位に立つことができるため、筆者としては納車場所を自宅に指定することをオススメします。
ポイント6.自動車保険の加入or車両入替の手続き
車を購入したら必ず自動車保険(任意保険)の加入する必要があります。
初めて車を購入される方は自動車保険の加入を、乗っていた車がある方は車両入替の手続きを行ってください。
ちなみに、自動車保険は一括見積もりサービスを使うと大変便利です。
自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか
自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。
そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。
また申込方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
- あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
- あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)
を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。
つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。
とはいえまだ不安がありますよね。
その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。
そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。
安心して利用することはできる
先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。
なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。
また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。
そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。
また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。
というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。
仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。
以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。
そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。
意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!
【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ
ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?
正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。
自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、
- 運営会社が大きい
- 長期に渡ってサービスが継続している
- 多くの保険会社が加盟している
のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。
そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。
実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。
第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」
- 最大19社から見積もりが取れる
- 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
- 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」
- 最大20社から見積もりが取れる
- 利用者累計900万人
- 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
- gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
- SBIホールディングス(東証一部)が運営
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」
- 最大18社から見積もりが取れる
- 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
- 東証一部上場
- 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表
また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。
確認項目 | インズウェブ | 保険スクエアBang! | 価格.com | |
---|---|---|---|---|
上場 | 上場(SBIホールディングス) | 非上場(ウェブクルー) | 上場 | |
サービス開始 | 2000年 | 1998年 | 不明 | |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 | |
一括見積入力時間 | 5分 | 5分 | 5分 | |
保険会社 | オリコン満足度ランキング | 最大20社 | 最大19社 | 最大18社 |
イーデザイン損保 | 1位 | 〇 | 〇 | 〇 |
セゾン自動車火災 | 2位 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソニー損保 | 3位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チューリッヒ | 4位 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクサダイレクト | 5位 | 〇 | 〇 | 〇 |
AIU保険 | 6位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井ダイレクト損保 | 7位 | 〇 | 〇 | 〇 |
富士火災海上 | 8位 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI損保 | 9位 | 〇 | 〇 | 〇 |
日新火災海上 | 10位 | 〇 | 〇 | |
東京海上日動火災 | 11位 | 〇 | 〇 | 〇 |
損保ジャパン日本興亜 | 12位 | 〇 | 〇 | 〇 |
朝日火災海上 | 13位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井住友海上火災 | 14位 | 〇 | 〇 | 〇 |
そんぽ24 | 15位 | 〇 | 〇 | 〇 |
共栄火災海上 | 16位 | 〇 | 〇 | |
あいおいニッセイ同和 | 17位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャブ保険 | 〇 | 〇 | ||
セコム損保 | 〇 | 〇 | ||
ゼネラリ | 〇 | 〇 | ||
全労済 | 〇 | 〇 |
※2024年12月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。
この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。
正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。
そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
4.まとめ
以上、車の納車に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。
・車の納車にかかる時間は新車で2週間~2カ月程度、中古車で1~3週間程度だが、車の生産状況によっては大きく納期が変化することもある
・車の納車で別途かかる費用としては様々なものが挙げられるが、基本的には契約時の総額の中に含まれるケースが多く、別途請求書が発行されることはほとんどない
・納車時にチェックする確認ポイントは5つあるが、すべてをしっかりチェックしなければ損しかねないため、必ず注意してみるべきである
【裏技】愛車を10円以上高く売る方法
車の乗り換え等で売却を考えている時、そのままディーラーに下取りしていませんか?
答えがYESな人は30秒時間をください。
10万円以上得するかもしれません!
ディーラーよりも高く売る方法・・・それは「カーセンサー」を使うことです。
カーセンサーを使うと、最大10社の査定額を比較できます。
各社が買取額を競ってくれるため高く売れるわけです。
もちろん、希望の売却額に届かなければ売らなくてもOK!