新車と中古車、正直なところどちらを選んで購入すればいいのか分かりませんよね。
それはあなた自身、損したくないですし、できればお得になりたいと思っているからでしょう。
そこでまず、元ディーラー営業マンである筆者が5つのポイント別に、新車と中古車のコスパをガッツリ比較した結果を載せておきますのでご覧ください。
項目 | 新車 | 中古車 | |
---|---|---|---|
車両価格 | - | ○ | |
売却価格 | ○ | - | |
燃費 | △ | △ | |
税金 | 取得税 | △ | △ |
自動車税 | ○ | - | |
重量税 | ○ | - | |
自賠責保険 | △ | △ | |
消費税 | - | ○ | |
修理代金 | ○ | - |
比較表を見る限りでは、新車の方が有利そうだということはイメージできます。
ただしケースバイケースであり、新車の方がお得と言い切ることができないのも事実。
そのため以下にそれぞれのポイントを分けて解説していくとともに、続けて別途注目すべきポイントや筆者がプロ目線で見た時のオススメを紹介していきましょう。
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1.「車両価格」で新車と中古車のコスパを比較
車両価格で新車と中古車のコスパを比較した場合、間違いなく安いのは中古車になります。
もちろん一部のプレミア化している車種を除いての話ですが、例外中の例外だと思ってください。
ちなみに車両価格の変化のイメージとしては、新車時の価格を100%とすると中古車価格は
- 1年落ち1万キロ…90%前後
- 2年落ち2万キロ…85%前後
- 3年落ち3万キロ…75~80%前後
- 4年落ち4万キロ…60~70%前後
- 5年落ち5万キロ…60~70%前後
- 6年落ち6万キロ…55~70%前後
- 7年落ち7万キロ…55~65%前後
- 8年落ち8万キロ…50~60%前後
- 9年落ち9万キロ…50~60%前後
- 10年落ち10万キロ…35~55%前後
- 11年落ち~、11万キロ~…30~50%前後
となります。
コチラに関しても車種ごとに変化の度合いは異なります。
ただし覚えておいてほしいのは、中古車は安いのですが「意外と緩やかに価格が下落する」ということです。
そのため例えば車の寿命を10年だと想定して5年落ちの中古車を購入したとしても、半額以下になるとは言えないのです。
ですから中古車は「安いには安いが、ガッツリ安くなるということはない」と思っておきましょう。
ちなみに後述する方法では、ガッツリ安く新車同然の状態の中古車を購入する方法を紹介していますから、ぜひ引き続き最後までご覧ください。
2.「売却価格」で新車と中古車のコスパを比較
売却価格に関しては、同じ年数・距離だけ乗ることを考えると、絶対に新車の方がお得になります。
また中古車価格のように緩やかではなく、新しければ新しいほど、ガッツリ高く査定してもらうことが可能になります。
例えば新車と3年落ち3万キロの中古車で、購入から5年5万キロ乗り続けたことを想定してみましょう。
その場合、下記のような状態および買取相場となりました。
- 新車…5年5万キロ、買取相場=84.6万円
- 中古車…8年8万キロ、買取相場=52.4万円
※2024年12月現在のナビクル「プリウスの買取相場」より
あくまで一例ではありますが、1年1万キロあたり10万円の差額となったのです。
そのためすぐに車を手放す可能性が高い場合には、できる限り新車を購入した方がお得ということができるでしょう。
ちなみにすぐに手放すのであれば「安い中古車を購入し続けた方がお得では?」と思うかもしれませんね。
それは決して間違いではないのですが、よく考えてみてください。
というのも中古車の購入費用と、例えば3年後の売却費用を差し引きしたと想定してみましょう。
その場合、もともと安い車を購入しても、30~50万円ぐらい安く売却されてしまいます。
一方、新車を購入して3年で手放す場合も、減額分で30~50万円程度となるケースが多いいです。
新車と中古車を購入して3年で手放す場合
- 新車価格:200万円ー減額:30万~50万=手元に残るお金:150万~170万
- 中古車価格:80万円ーー減額:30万~50万=手元に残るお金:30万~50万
つまりどちらも年間のコスト換算すると、「意外と変わらない」というのが本当のところです。
ですから新車を購入し続けた方が、すぐに買い替えを実施する場合にはお得ということができるのです。
もちろんあなた自身も、できれば新しい車の方が良いですよね。
ですからすぐに買い替えを予定している場合には、新車の方がお得なケースが多いと覚えておきましょう。
3.「燃費」で新車と中古車のコスパを比較
燃費に関しては、正直なところ「同じ車種なら変わらない」というのが本当のところです。
ただし別の車種を購入する場合について考えてみましょう。
その場合には、新車で購入した方が相対的に燃費の良い車種が見つかりやすいという特徴があります。
なぜなら、ここ最近販売される新車の多くは、国が定めた燃費基準を大きく達成するために、一昔前では考えられないほどの低燃費カーばかりになっているからです。
燃費が悪いとされてきたミニバンですら、最近販売されている車種では実燃費で10.0㎞/Lを軽くオーバーするものまであります。
そのため結論としては
- 同車種であれば燃費は全く変わらない
- 別車種で考えるなら、相対的に新車の方が燃費がいい
と覚えておきましょう。
4.税金で新車と中古車のコスパを比較
税金面で考えると、基本的には新車の方が絶対にお得ということができます。
そこで先に、車の購入にかかる税金類について下記に箇条書きしておきましたのでご覧ください。
- 自動車取得税
- 自動車税
- 重量税
- 自賠責保険
- 消費税
それぞれ分けて比較していきます。
自動車取得税
自動車取得税はエコカー減税の対象となっています。
エコカー減税とは国が定めた燃費基準を達成している車に特例として税金優遇をしている制度なのですが、実は新車のみに適用がされる
そう聞くと、一見新車の方がお得なように思いますよね。
しかし実際のところ、新車であったとしても
- ハイブリッドカーや電気自動車
- ガソリン車の中でも特に低燃費の車両(おおむね20㎞/L前後)
の車種でしか、免税or一部非課税となりません。
一方、中古車では取得税の計算方法が異なり、「残価率」という概念が関係してきます。
残価率とは国が定めた「新車登録からの経過年数による車の残存価値」のことで、下記のように定められています。
経過年数 | 1年 | 1.5年 | 2年 | 2.5年 | 3年 | 3.5年 | 4年 | 4.5年 | 5年 | 5.5年 | 6年 | 6.5年~ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
残価率(%) | 自家用乗用車 | 68.1% | 56.1% | 46.4% | 38.2% | 31.6% | 26.1% | 21.5% | 17.7% | 14.6% | 12.1% | 10.0% | 0.0% |
軽自動車 | 56.2% | 42.2% | 31.6% | 23.7% | 17.7% | 13.3% | 10.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
つまりこの表にある通り、通常納付する必要のある取得税額の内、最初からいくらか減税されるという特徴があるのです。
その結果、普通車では6.5年経過時、軽自動車では4.5年経過時に取得税が0円となります。
そのため自動車取得税はケースバイケースで、実際に購入する際にしか分からないと覚えておきましょう。
自動車税
自動車税は新車の方がお得になる可能性が極めて高いです。
というのも自動車税もエコカー減税と同じく、燃費基準の高い車両に関しては「新車登録の翌年1年間」まで、最大で免税の措置が取られるからです。
さらに自動車税はガソリン・LPG車で新車登録から13年経過時点、ディーゼル車では11年経過時点で、「通常の税率よりも重課=税額が高くなる」という特徴があるのです。
そのため中古車を購入すると、新車よりも早い段階で「税金が高くなる」ということができるため、新車に軍配が上がります。
重量税
重量税もエコカー減税の対象となっている税金で、こちらも燃費基準達成車に限り、免税もしくは一部非課税の対象となります。
また中古車では新車から13年経過時点と18年経過時点の2段階で、重課がされますから、必然的に「中古車を購入すると、早く重課されてしまう」ということができます。
そのため重量税で見た場合には、新車で購入した方が相対的にお得になるといえるのです。
自賠責保険
自賠責保険は税金ではありませんが、車の購入には絶対に必要な費用となります。
そして先に結論を述べておきますが、自賠責保険は新車でも中古車でも「金額は変わらない」といえるのです。
ただし中古車で「車検付き」となっているものに関しては、次の車検時まで自賠責保険を支払う必要はありません。
とはいえ結局のところ、車を所有する限り車検は受け続けなければならないことを考えると、「どちらがお得とは言えない」ということができるでしょう。
消費税
車という「物」を購入するため、2024年12月現在では10%の課税がされてしまいます。
そのため一見すると、どちらも変わらないように思いますよね。
しかし実際のところ、車両価格に対してのパーセンテージで課税がされるため、基本的には車両価格の安い中古車の方が「消費税は安くなる」ということができます。
以上、新車と中古車の税金について紹介してきましたが、比較表の○の数だけで見ると新車の方がお得という結果になりました。
しかし現実的な金額面で見ると、これまでの比較からも分かる通り、どちらともいえないのが本当のところです。
そのため税金については、損得で考えないことをオススメします。
5.「修理代金」で新車と中古車のコスパを比較
最後に修理代金を新車と中古車で比較していきますが、これは完全に新車の方がお得ということができます。
なぜなら新車の方が新しいということは、それだけ故障のリスクが低くなるからです。
また新車にはメーカー独自の新車保証があり、延長保証などを含めると「5年ぐらいは何が起こっても安心できる」という状態になります。
一方、中古車の場合には「前のオーナーがどのような使い方をしていたか」が詳細に分からないため、車の状態も分からないケースが多いです。
そのため故障率はどうしても新車よりも高くなってしまい、結果的に修理代金が必要になるケースが多くなります。
ただし、例えばガリバーで中古車を購入するなどの場合、最長で10年もの保証を受けられることもあります。
そして10年以上同じ車に乗り続ける人はあまり多くはありませんから、結果的に保証という面で見ると「意外とどっちもどっち」というのが本当のところです。
そのため修理代金で考えるのであれば、正直なところ保証の有無によって下記のように判断するのが良いでしょう。
- 保証がある場合…新車・中古車で大きく変わらない
- 保証がない場合…新車の方がお得
以上、新車と中古車の比較5番勝負について比較してきましたが、チェックしていくと「どちらが良いのか分からない」と思いますよね。
そこで筆者がオススメするのは、「最も金額差などが大きくなる部分で比較する」ということです。
それは車両価格ですよね。
つまり中古車の方が、金額的にはお得になりやすいと思っても、大きく違いはありません。
とはいえ次章にて紹介する、その他注目しておきたいポイントはありますから、紹介していきましょう。
6.その他注目したい2つのポイント
これまで紹介した比較ポイント以外に、注目すべきポイントは下記の2つです。
- 車両選びの自由度
- 値引きorお得な車両の手に入れやすさ
ここまでの比較で「どちらが良いのだろう」と迷ってしまった方は、特に本章で紹介するポイントを軸に選択すると分かりやすくてオススメですから、ぜひご覧になってください。
車両選びの自由度
新車と中古車では、車選びの自由度が大きく異なります。
というのも中古車は「誰かが指定した仕様の車」であり、新車は「完全オーダーメイドの仕様」で購入できるからです。
とはいえ中古車の多くは「人気のあるオプションを装備している」という特徴がありますから、マイナーな仕様を選択しなければ特に問題はありません。
そのため判断基準としては
- 絶対に自分の希望通りの車が欲しい…新車がオススメ
- 一般的に人気のオプションが装備されていれば問題ない…中古車がオススメ
と思うのがオススメです。
値引きorお得な車両の手に入れやすさ
車両の値引きを含め、お得な車両の手に入れやすさという面では「新車の方がお得度が高い」ということができます。
というのも新車は車両値引きをするのが当たり前であり、下記のリンクにあるような手順で実施していけば大幅値引きに期待できるため、お得度が非常に高くなります。
とはいえ、中古車の中には「状態が良いにも関わらず、非常に格安で売られている」という個体も存在します。
そのため筆者としては下記のような考えで選択することをオススメします。
- 確実にお得になった実感が欲しい…新車がオススメ
- 自分の目でお得な個体を探したい…中古車がオススメ
- 最初からある程度お得な車を購入したい…中古車がオススメ
ちなみに、中古車の中には「新車同然なのに非常に安い」というものもあります。
もちろん人気が高く探すのが困難なのですが、詳細については次章にて紹介していきましょう。
7.プロのオススメは新車同然の車をお得に購入すること
筆者としては、今述べたように「新車同然で非常に安い車」を購入することをオススメします。
なぜなら新車同然でありながらも中古車であるため、下記のような「いいとこどり」ができるからです。
- 車両の状態が極めてキレイで、故障などのリスクが非常に低い
- 新車保証を継承できるため、メーカーやディーラーに保証してもらえる
- 新車同然だが中古車であるため、新車よりもお得に購入できる
そしてこのような条件を満たす車を「新古車」や「未使用車」といいます。
実際にグーネットで検索してみると、下記のような車が見つかりました。
上記のグレードのステップワゴンは新車の車両価格で税込み244万円程度ですから、なんと45万円も安く新車同然の車が購入できるのです。
また新車値引気を引き出すとき、車両価格のみで45万円も値引きされるケースは極稀ですから、やはり超お得なのは言うまでもないでしょう。
そのため筆者としては積極的に狙うことをオススメするのですが、正直なところ「人気過ぎて出回っている個体が少ない」というのが本音です。
上記の個体を探した際にも、全国で検索して4件しかヒットしませんでした。
しかし、こんなにもお得情報を聞いて、諦めることはできませんよね。
そこで筆者がオススメするのが「ズバット車販売」や「クルマコネクト」というサービスです。
サービスの詳細は次章にてしていきますが、これらのサービスならあなたが希望する条件の車両を確実に探すことができるのです。
そのためぜひ次章をご覧になって、賢く新古車や未使用車をゲットしてくださいね。
新古車や未使用車を探すなら「ズバット車販売」「クルマコネクト」がオススメ
希望の予算で優良車種を探すなら「クルマコネクト」と「ズバット車販売」をオススメ。
上記サービスは、極上の「新古車」や「試乗車落ちといった新車同然で安い車を探せるだけではなく、通常の中古車もあなたの希望通りに探すことができます。
というのも今あげた2サービスは中古車販売の最大手であるガリバーと提携しており、全国各地にある数千台もの在庫車や非公開車両の中から、あなたの希望予算に合致する最良の車両を紹介してくれるのです。
また両サービスの違いとしては
となりますから、あなたが希望する条件に合わせて、上記サービスのどちらかを利用することをオススメします。
間違いなく希望の予算で、最良の車を引き当ててくれますよ!
※ガリバーからの営業電話は一切ありません。
8.まとめ
以上、新車と中古車に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。
- 新車と中古車で様々なポイントを比較すると、正直なところ「どっちもどっち」ということができる
- ただし最も大きな差が出る車両価格で見た時には、圧倒的に中古車の方がお得ということができる
- また中古車でも最長10年保証がされるケースもあるため、一概にリスクがあるとはいえない
- そのため筆者としては、仕様や探しやすさなどで新車または中古車を選ぶのがオススメ
- さらにいうと新古車や未使用車と言った、新車同然で格安な中古車が見つけられる「ズバット車販売」や「クルマコネクト」といったサービスの利用もオススメ
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