自動車保険は事故にかかわる様々な補償を受けることができます。
そのためひとくくりに自動車保険といっても、内容としては
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 車両保険
- 人身傷害保険
など、様々な保険や特約が合体してできていると考えるとイメージしやすいでしょう。
そして「特約」というものもあり、補償の効果を最大化させる働きをします。
そんな特約の中で異彩を放っているのが「弁護士費用等補償特約」です。
この特約は本当に特殊なもので、特に「相手と揉めた時に本領発揮する」といっても過言ではなありません。
とはいえ自動車保険の特徴としては「多くの特約を付帯させると高くなる」ということもあるため、今回は元自動車保険営業マンだった筆者が、専門家として弁護士費用等補償特約の内容や、それに伴う保険料について詳しく解説していきましょう。
また最後には弁護士費用等補償特約を付帯させてもお得な保険料になる方法についてもお教えしますから、ぜひ気楽に最後までご覧ください。
【裏技】同じ保証内容なのに保険料が半額に!?
自動車保険料は、保険会社によって差が激しいのをご存知ですか?
実際に筆者は親から紹介された大手保険会社で12万だった保険料が、三井ダイレクトに変えて5万円になりました。
なので、複数の自動車保険会社から見積もりを取ってください。
と言われても面倒ですよね・・・
そこでオススメなのが「保険スクエアbang!」の自動車保険一括見積りサービスです。
自動車保険一括見積りサービスは、1回ネットで申し込むと、大手を含めた各保険会社からメールでの見積もり結果が瞬時に届く&後日に見積もりのハガキが郵送で届きます。(営業電話などは一切掛かってきません。)
これを使えばカンタンに最安値の自動車保険が見つかります。
同じ保証内容なのに・・・半額以上安くなるかも!?
特に親や知人から紹介された人は半額以上安くなる可能性大
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
1.弁護士費用等補償特約は「保険会社同士で解決できないとき」に役立つ特約
弁護士費用等補償特約とは、「保険会社が示談交渉を代行できない場合に役立つ特約」です。
というのも保険会社はどのような事故でも示談交渉を代行できるというわけではなく、ある条件の場合には示談交渉をすることができなくなるのです。
その条件とは「被害者が100%悪くないというケース」です。
下記のイメージ図のように「100:0の事故が起きたケース」と考えると分かりやすいでしょう。
とはいえいったいなぜ被害者の過失割合が「0」のとき、保険会社は示談交渉を代行してくれないのか、気になるでしょう。
それは保険会社の業務内容に関係しています。
実は保険会社は過去の判例(裁判で出た判決の例)を参考に、過失割合を決定しています。
そして追突事故などは、、判例上も100:0となっているのです。
そのため保険会社は、追突事故が起きた場合には「当然100:0の案件だから、交渉できない」ということになってしまうのです。
とはいえ、例えば加害者側の人が「自分は悪くない」と言ってくることもあり、その場合には「保険会社が介入できないので、お互いに個人で交渉してくださいね」ということになってしまいます。
つまりこのようなケースで役立つのが弁護士費用等補償特約であり、代行できない保険会社に代わって示談交渉を進めてくれるのです。
以上のことから、まずは「揉めた時こそ弁護士費用等補償特約は役立つ」ということを、しっりと頭に入れておいてくださいね。
そして今の解説を踏まえて、弁護士費用等補償特約の必要性について説明していきましょう。
2.弁護士費用等補償特約は絶対に必要
先に結論を述べておきますが、弁護士費用等補償特約は「絶対に必要」といえます。
特にあなた自身が被害者となった時には、重宝することは間違いないのです。
というのもまさにあなたが事故の被害者になってしまったとき、加害者である相手が「ガラの悪い人」のケースを思い浮かべると分かりやすいでしょう。
相手が100%悪いのに保険会社は助けてくれず(助けられず)、相手はガシガシ文句を言ってくる。
そんなとき、自分自身の力だけで解決できると思いますか?
法律上の知識も含め、できないですよね。
その際に弁護士費用等補償特約を使うことで、弁護士への相談費用や訴訟費用などを補償してもらえるのです。
また相談料などの補償金額に関しては、多くが
- 弁護士費用(訴訟、仲裁、和解、調停費用)…被保険者1名につき上限300万円
- 法律相談費用…被保険者1名につき上限10万円
という条件となっており、ほとんどのケースがこの限度額以内に収まるため、心配する必要はありません。
そのため弁護士費用等補償特約はつけるべきであり、活用する可能性が十分にあるということは分かったかと思いますが、実際のところ気になるのは「どのくらい保険料が上がるのか」ということでしょう。
そこで次に、弁護士費用等補償特約を付帯させて上昇する保険料について、紹介していきます。
弁護士費用等補償特約を付帯させると保険料は4,000円アップ
早速、下記に弁護士費用等補償特約の有無による保険料比較表を載せておきましたので、ご覧ください。
弁護士費用等 補償特約 | 年間保険料(円) | 差額(円) |
---|---|---|
あり | 64,860 | 4,000 |
なし | 60,860 |
※保険料算出条件(2024年11月現在)
- ノンフリート等級:15等級
- 事故の件数:0
- 事故有係数:0
- 運転者限定:本人・配偶者
- 運転者年齢条件:26歳以上補償
- 車両型式:RP3
- 主な運転地域:愛知県
- 免許証の色:ゴールド
- 主な使用目的:通勤通学片道10㎞未満
- 年間予定走行距離:5,000㎞超~10,000㎞以下
- その他の条件:チューリッヒのオススメプランを選択
ご覧になると分かる通り、年間で4,000円もの差額となっています。
ほとんどの保険会社がこの前後の金額で設定していますから、参考にしてください。
とはいえ少し悩んでしまうぐらいの金額ですよね。
しかし筆者としては、やはり付帯させておき万が一の際に備えておくべきだといえるでしょう。
また保険料を抑える方法については最後に紹介していますから、4,000円アップしたとしても心配しないでくださいね。
以上の説明から、弁護士費用等補償特約の重要性は十分に理解できたでしょう。
しかし「共済」でも同様の特約があるのか、気になりませんか?
気にならなければ飛ばして読み進めていただいても構いませんが、もしこれから「JA」や「全労済」といった共済系での加入をする場合には、ぜひご覧になってください。
3.弁護士費用等補償特約は「共済」でも付帯できるのか
保険会社が提供しているのは「自動車保険」ですが、JAや全労済が提供しているのは「自動車共済」というものになります。
ほとんど同じ性質を持っているのですが共済は営利目的ではなく、少しだけ補償に「物足りなさ」を感じることもあるのです。
そんな共済では、弁護士費用等補償特約のようなものはあるのか、JAの自動車共済と、全労済の自動車共済という2つのメジャーな共済を調べてみたところ、下記のような結果となりました。
- JAの自動車共済…あり、条件も同じ
- 全労済の自動車共済…あり、条件も同じ
これを見て分かる通り、先ほど紹介した自動車保険の弁護士費用等補償特約と同じなのです。
そのためあなたが自動車共済に加入する場合でも、付帯させることは可能なので安心してくださいね。
さて、弁護士費用等補償特約の重要性などについて解説してきたため、あなたは「弁護士費用等補償特約は付帯させよう」と思っているでしょう。
しかし一点だけ注意すべきです。
それは「弁護士費用等補償特約は重複してしまう可能性がある」ということです。
つまり簡単に言うと、重複によって損する可能性があるのです。
そこで次章では、弁護士費用等補償特約の重複について解説していきましょう。
4.弁護士費用等補償特約は「重複」にだけ気をつけろ
「重複」と聞いてもピンと来ないかもしれないが、弁護士費用等補償特約は「家族内に付帯させている人がいる場合、あなたは付帯させなくても補償される」という特徴があります。
つまりあなたの妻の自動車保険で弁護士費用等補償特約を付帯させている場合、あなた自身が付帯させなくても大丈夫ということになるのです。
ただし自動車保険でいう「家族」の範囲は、「同居している親族または別居している未婚の子」ですから、その点に関しては注意が必要
そのためこの範囲に該当する人には、特約を付帯させる前に確認しておいてくださいね。
また弁護士費用等補償特約に限らず、重複して余分な保険料を支払う可能性がある特約もあるため、いい機会ですから弁護士費用等補償特約を含めて主なものを下記に箇条書きしておきましょう。
- 弁護士費用等補償特約
- 人身傷害保険…事故によって起きた「ケガ」に対する補償ができる特約
- ファミリーバイク特約…原付バイクの簡易的な保険
これらはすべて「家族間」というのがキーワードになり、他社の自動車保険に契約する場合でも補償されますから、必ず契約前に家族へ確認しておいてくださいね。
そして最後に、弁護士費用等補償特約を付帯させることによって上がる4,000円分の保険料を少しでも抑える方法について、次章にて紹介していきましょう。
5.弁護士費用等補償特約付きの自動車保険は「自動車保険一括見積もり」で探すべし
弁護士費用等補償特約をつけて4,000円上がるということは分かったかと思いますが、その分をお得にするには「他社の保険料と比較する」ということが重要になります。
とはいえ一社ずつ確認するのは骨が折れますから、次に紹介する「自動車保険一括見積もり」を利用することをオススメします。
このサービスを利用すれば、今の保険料の半額以下になることも珍しくないですよ!
自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか
自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。
そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。
また申込方法に関しても非常に簡単で、
- あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
- あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
- あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)
を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。
つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。
とはいえまだ不安がありますよね。
その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。
そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。
安心して利用することはできる
先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。
なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。
また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。
そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。
また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。
というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。
仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。
以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。
そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。
意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!
【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ
ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?
正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。
自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、
- 運営会社が大きい
- 長期に渡ってサービスが継続している
- 多くの保険会社が加盟している
のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。
そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。
実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。
第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」
- 最大19社から見積もりが取れる
- 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
- 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」
- 最大20社から見積もりが取れる
- 利用者累計900万人
- 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
- gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
- SBIホールディングス(東証一部)が運営
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」
- 最大18社から見積もりが取れる
- 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
- 東証一部上場
- 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表
また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。
確認項目 | インズウェブ | 保険スクエアBang! | 価格.com | |
---|---|---|---|---|
上場 | 上場(SBIホールディングス) | 非上場(ウェブクルー) | 上場 | |
サービス開始 | 2000年 | 1998年 | 不明 | |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 | |
一括見積入力時間 | 5分 | 5分 | 5分 | |
保険会社 | オリコン満足度ランキング | 最大20社 | 最大19社 | 最大18社 |
イーデザイン損保 | 1位 | 〇 | 〇 | 〇 |
セゾン自動車火災 | 2位 | 〇 | 〇 | 〇 |
ソニー損保 | 3位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チューリッヒ | 4位 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクサダイレクト | 5位 | 〇 | 〇 | 〇 |
AIU保険 | 6位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井ダイレクト損保 | 7位 | 〇 | 〇 | 〇 |
富士火災海上 | 8位 | 〇 | 〇 | 〇 |
SBI損保 | 9位 | 〇 | 〇 | 〇 |
日新火災海上 | 10位 | 〇 | 〇 | |
東京海上日動火災 | 11位 | 〇 | 〇 | 〇 |
損保ジャパン日本興亜 | 12位 | 〇 | 〇 | 〇 |
朝日火災海上 | 13位 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井住友海上火災 | 14位 | 〇 | 〇 | 〇 |
そんぽ24 | 15位 | 〇 | 〇 | 〇 |
共栄火災海上 | 16位 | 〇 | 〇 | |
あいおいニッセイ同和 | 17位 | 〇 | 〇 | 〇 |
チャブ保険 | 〇 | 〇 | ||
セコム損保 | 〇 | 〇 | ||
ゼネラリ | 〇 | 〇 | ||
全労済 | 〇 | 〇 |
※2024年11月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。
この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。
正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。
そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。
※保険会社からの営業電話は一切ありません。
6.まとめ
以上、弁護士費用等補償特約に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめていきましょう。
- 弁護士費用等補償特約を使うと、事故で揉めた時に弁護士が相手との交渉を代行してくれる
- 弁護士費用等補償特約は4,000円アップになるが、絶対に付帯させるべき
- 弁護士費用等補償特約は家族間で有効なため、重複には十分に注意する
- 「自動車保険一括見積もり」を利用すると、弁護士費用等補償特約を付帯させてもお得な自動車保険が見つかる
【裏技】愛車を10円以上高く売る方法
車の乗り換え等で売却を考えている時、そのままディーラーに下取りしていませんか?
答えがYESな人は30秒時間をください。
10万円以上得するかもしれません!
ディーラーよりも高く売る方法・・・それは「カーセンサー」を使うことです。
カーセンサーを使うと、最大10社の査定額を比較できます。
各社が買取額を競ってくれるため高く売れるわけです。
もちろん、希望の売却額に届かなければ売らなくてもOK!