自動車保険

事故あり数適用期間とは?試算結果から分かる超簡単な対処法

※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

車に乗っていて事故を起こすと、加入している自動車保険から賠償金や慰謝料を補償してもらいます。

そのため自動車保険は車を運転するすべての人になくてはならないものなのですが、事故を起こして保険を使ってしまうと、等級がダウンしてしまうという特徴があるのです。

つまり平たくいうと、保険料が次契約から高くなってしまうのです。

そして等級ダウンをするとき、「事故あり数適用期間」というものが適用され、ペナルティのような扱いを受けてしまいます。

これは保険使用をした人すべてに該当するため平等ではあるのですが、それでも単純に損してしまうことには変わりません。

そこで今回は、等級ダウンと深いかかわりのある「事故あり数適用期間」や、上がってしまった保険料を少しでも取り戻す方法について、元自動車保険営業マンの筆者が解説していきましょう。

内容は簡単にまとめてありますし、事故あり数適用期間や等級による「損」について悩んでいるあなたには、間違いなくタメになる内容であることをお約束します。

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1.事故あり数適用期間とは「事故で保険使用をしたときのペナルティ」

事故あり数適用期間と聞いて、そもそも何のことを指しているのかご存知でしょうか。

おそらく大まかなイメージだけはできているものの、具体的にどのようなことか理解していないでしょう。

そこで簡単に述べておきますが、事故あり数適用期間とは事故で保険使用をしたときに起こる「等級ダウン」というペナルティ以外に、さらに別のペナルティを与えるものです。

言っている意味が分かりませんよね。

そこで下図をご覧ください。

ペナルティ割引率ペナルティ割引率

この図を見ると分かるように、事故を起こした時には「同じ等級でもペナルティとして、不利な割引率が適用される」ということが分かるだでしょう。

そしてこのペナルティ割引率が適用される期間のことを「事故有係数適用期間」と呼んでいるのです。

とはいえ実際のところ、自分の自動車保険が

  • 現在の事故有係数適用期間はどれぐらいなのか
  • 次回の事故有係数適用期間がどれぐらいなのか

ということは、きちんと把握していないでしょう。

そこで次章では、事故有係数適用期間がどのくらいになるのか、またそれによってどの程度の保険料ダウンになってしまうのか、試算しながらご紹介していきます。

2.事故あり数適用期間は「事故の種類」によって変わる

まず現在と次回の事故有係数適用期間を考えるにあたり、等級ダウンの仕組みについて知っておかなければなりません。

あなた自身も何となく知っているかもしれませんので、ササっと説明していきましょう。

等級ダウンには大きく分けて2種類あり、

  • 3等級ダウン事故
  • 1等級ダウン事故

に分けられます。

それぞれが該当する事故の内容は後述していきますが、1等級ダウン事故では「1年間」、3等級ダウンでは「3年間」の事故有係数が適用されます。

つまり事故あり数適用期間は1年または3年のどちらかになるのです。

そして事故あり数適用期間中に新たな事故を起こし、保険使用をするとさらに1年または3年のどちらかが加算されます。

逆に1年間無事故(もしくは保険使用なし)でいた場合には、事故有係数が1つずつ少なくなっていき、最後に「通常の等級割引に戻る」ということです。

また事故あり数適用期間中であっても、無事故であれば次契約の等級は1等級進みます。

イメージしづらいかもしれませんが、下図が分かりやすいのでご覧ください。

3等級ダウン事故のイメージ図3等級ダウン事故のイメージ図

簡単に説明すると、このようになります。理解できましたよね。

これが理解できたら、具体的に3等級ダウン事故と1等級ダウン事故について、以下に分けて解説していきましょう。

3等級ダウン事故とは

3等級ダウン事故とは、一般的にあなたが思っている「事故」のことです。

一例として、下記に主な事故例を箇条書きしておきましょう。

  • 運転を誤って電柱にぶつかってしまった
  • 他人の車とぶつかって、自分の車を修理する
  • 事故によって人に危害を加えてしまったため、慰謝料などを支払う
  • 当て逃げにあって自分の車を修理する

最後の当て逃げに関しては不可抗力ではありますが、通常の「いわゆる事故」を起こしてしまい、自動車保険を使用すると3等級ダウン事故になると思ってください。

また大切なことなので再度述べておきますが、この場合には事故有係数も「3」付与されてしまうため、3年間はペナルティの割引率が適用されて損します。

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1等級ダウン事故とは

1等級ダウン事故は3等級ダウン事故とは異なり「不可抗力のものばかり」という特徴があります。

そのためこちらも具体例を挙げておくと、

  • 「車両の盗難」がされ、車両保険を使用する場合
  • 「台風など」車が浸水してしまい、保険を使って修理する場合
  • 車が「いたずら」によって損傷し、車両保険を使って修理する場合

などが該当し、実際にご覧になると分かるように「限定的な条件」となるのです。

そのため事故というよりも、イメージとしては「第三者による被害を受けたものの、相手が分からない(または人ではない)」というときに、1等級ダウン事故となります。

そしてこちらも再度述べておきますが、1等級ダウン事故が起きた場合には、事故あり数適用期間も1年となります。


以上が各等級ダウン事故の説明でしたが、それぞれが事故有係数の適用対象となってしまうため、十分に注意する必要があります。

とはいえ、実は「ノーカウント事故」というものもあり、文字通り等級や事故有係数に影響を与えないものでもあるため、簡単に説明しておきましょう。

ノーカウント事故は

  • 搭乗者傷害保険
  • 個人賠償責任保険
  • ファミリーバイク特約
  • 弁護士費用特約

といった特約が使用されたときのことを指しています。

そのため先ほどの「3等級及び1等級ダウン事故以外のものはすべてノーカウントで補償を受けられる」と思っても間違いありません。

とはいえ保険会社ごとに詳細な部分は異なりますから、必ず確認が必要といえます。

またここまでの説明で内容を理解することはできたでしょうから、最も気になる「どのくらい保険料が上がるのか」といった内容については、次章にて説明していきましょう。

3.等級ダウンと事故有係数で最大17万円も保険料が上がる

早速、筆者が実際に

  • 保険を使用しなかった場合の保険料
  • 3等級ダウン事故を起こしてしまった場合の保険料
  • 1等級ダウン事故を起こしてしまった場合の保険料

を、3等級ダウン事故の事故有係数適用期間である「3年」を基準に、試算して比較した表を下記に載せておきましたのでご覧ください。

(A)保険を使用しなかった
場合の保険料(円)
3等級ダウン事故の
場合の保険料(円)
1等級ダウン事故の
場合の保険料(円)
1年目123,340182,800173,280
2年目120,950178,040124,830
3年目118,580173,280123,340
合計362,870534,120421,450
(A)との差額(円)0171,25058,580

※保険料算出条件(2024年12月現在)

  • 保険等級:本年の保険等級を「15等級」とするため
    • 保険の使用なし…翌年から16等級、17等級、18等級…と計算
    • 3等級ダウン事故の場合…翌年から12等級(事故有3)、13等級(事故有2)、14等級(事故有1)…と計算
    • 1等級ダウン事故の場合…翌年から14等級(事故有1)、15等級、16等級…と計算
  • 車種:日産 エクストレイル(NT32型)
  • 初度登録:平成28年12月
  • 使用目的:通勤通学使用
  • 主な使用地域:愛知県
  • 免許証の色:ゴールド
  • 年齢条件:26歳以上限定
  • 運転者の範囲:本人・配偶者限定
  • その他補償:損保ジャパン日本興亜の「補償充実プラン(車両保険は一般条件)」を選択

この表をご覧になると分かるように、今回の試算結果では「3年間で最大17万円」という、莫大な金額を損していることが分かりました。

もちろん保険会社や、現在のノンフリート等級などの条件によっても異なるのですが、一例として「20万円弱ぐらいは損する可能性がある」と思ってください。

ノンフリート等級
自動車保険のノンフリート等級とは「割引率のレベル」を表すお得用語自動車保険では意外とよく耳にする専門用語があります。 それは「ノンフリート等級」というもの。 何となく意味が分かっていそうで...

ちなみに筆者自身が3等級ダウン事故を起こしてしまった時、保険料の増加は10万円程度でしたが、それでも「十分に損している」ということが分かりました。

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ただし車に乗っている限り事故は起こりえることですから、筆者としては「そもそもの保険料を安くしておいて、万が一の保険料アップに対応する」ということが重要になると結論付けています。

そしてその方法の中で最も確実なのが「複数の保険会社でほとんど同条件の保険見積もりを作成し、保険料を比較していく」ということなのですが、面倒くさいと思ってしまいますよね。

そこで次章に紹介する「自動車保険一括見積もり」というサービスを使って、簡単かつラクに最もお得な自動車保険を見つけることをオススメします。

4.事故有の場合は「自動車保険一括見積もり」で安い自動車保険を見つけるとお得

事故有に対処するために複数の自動車保険で見積もり作成をすることは、はっきり言って面倒くさいです。

筆者は頭が悪いので、様々な保険会社で保険見積もりを作成し、何日も時間がかかりました。

そのためあなたには、賢い方法として「自動車保険一括見積もり」を利用して、一気に複数社へほとんど同条件の保険見積もりを依頼することをオススメします。

このサービスであれば、時間をかけずに要領よく、お得な自動車保険が見つかりますよ!

自動車保険一括見積もりとはどのようなサービスなのか

自動車保険一括見積もりとはインターネット上のサービスのことで、サービスと提携している最大20社もの保険会社に一括して、ほとんど同じ条件の保険見積もりを依頼することができます。

そのためあなたは一度の申込みをするだけで、複数の保険会社の中から「最も年間保険料の安い自動車保険」を探し出すことができるのです。

また申込方法に関しても非常に簡単で、

  • あなたが乗っている車に関する情報(車種や年式、年間走行距離など)
  • あなたが必要としている補償内容に関する情報(車両保険の有無や損害賠償限度額など)
  • あなた自身に関する情報(見積もり提示のためのメールアドレスや氏名など)

を入力するだけであるため、早い人で2分、遅い人でも5分前後あれば十分に申込みを完了させることができます。

つまり自動車保険一括見積もりは「最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるサービス」ということができ、お得になりたいあなたにとっては最適なサービスなのです。

とはいえまだ不安がありますよね。

その理由は「個人情報の入力には不安がある」「一括〇〇というサービスは申し込み後にしつこく電話がかかってきそうで嫌だ」というものでしょう。

そこで次に、自動車保険のプロである筆者が、自動車保険一括見積もりは安心して利用することのできるサービスなのか説明していきますので、そのままご覧ください。

安心して利用することはできる

先に結論を述べておきますが、自動車保険一括見積もりは「安心して利用することができるサービス」ということができます。

なぜなら当サイトでご紹介している自動車保険一括見積もりは、すべてが大手企業によって運営されているため「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」がしっかりと明記されており、結果的にあなたの個人情報が不正に使用されることは無いからだ。

また自動車保険一括見積もりと提携している保険会社に関しても、あなたが一度は耳にしたことのあるような大手保険会社ばかりですから、やはり個人情報の取扱には最新の注意を払っており、あなたの個人情報が不正に使用される可能性や流出してしまう危険性は皆無に等しいのです。

そのため自動車保険一括見積もりの申込みをするにあたり、個人情報の入力は心配ないと思ってください。


また申し込み後の電話勧誘に関しては、実は一切ありません。

というのも自動車保険一括見積もりを経由して保険会社に保険見積もりを依頼すると、ハガキ(DM)またはメールにて保険見積もりや、オトクなプレゼントキャンペーンの案内が提示されるだけであり、あなたに迷惑がかかることはないのです。

仮にキャンペーンの案内が邪魔だと感じた場合でも、簡単に配信の停止依頼をすることができますから、やはり安心できると思ってください。

以上のことから自動車保険一括見積もりは、最短時間で最もお得な自動車保険を探し出すことができるだけでなく、「安心して利用することのできるサービスである」ということができるのです。

そのためぜひ一度、簡単な申込みをして利用してくださいね。

意外なほどお得な保険料が提示され、満足できること間違いなしですよ!

【2021年最新】自動車保険一括見積もりサイトのオススメ

ここまでお読みいただいて、「自動車保険一括見積サービスって結構いいかも」と思っていただけた方が次に気になるのは、じゃあ具体的にどこで一括見積もり取ればいいの?」ではないでしょうか?

正直、自動車保険一括見積サービスは「ただの窓口」に過ぎませんので、どのサービスで見積もりを取ってもあまり損得はありません。

自動車保険一括見積サービスには大小さまざまなサイトが存在していますので、あまりに新しかったり、運営会社がハッキリしないところは避け、

  • 運営会社が大きい
  • 長期に渡ってサービスが継続している
  • 多くの保険会社が加盟している

のポイントを満たすサイトを選ぶべきだと考えています。

そういう視点で筆者が選んだ自動車保険一括見積サイトをオススメ順でにしてみました。

実際に自動車保険一括見積もりを申し込みました!
下記のように各保険会社よりハガキで見積りが届きます。

自動車保険一括見積りのハガキ自動車保険一括見積りのハガキ

第1位:1998年から運営と一番の歴史をほこる「保険スクエアbang!」

保険スクエアbang!保険スクエアbang!
  • 最大19社から見積もりが取れる
  • 元東証マザーズに上場の株式会社ウェブクルーが運営(2017年現在は上場を廃止)
  • 1998年から自動車保険一括見積サービスを開始した、運営歴19年の老舗

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第2位:参加保険会社数がNo.1「保険の窓口インズウェブ」

保険の窓口 インズウェブ保険の窓口 インズウェブ
  • 最大20社から見積もりが取れる
  • 利用者累計900万人
  • 2000年に自動車保険一括見積サービスを開始した、17年の実績
  • gooランキング調べでは利用者数、使いやすいさ、わかりやすさ、安心度No.1(2016年4月調査)
  • SBIホールディングス(東証一部)が運営

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第3位:家電などが当たるキャンペーンを実施「価格.com 自動車保険」

価格.com 自動車保険 比較・見積もり価格.com 自動車保険 比較・見積もり
  • 最大18社から見積もりが取れる
  • 国内No.1の比較サイト価格.comが運営(※Nielsen Online 2016年4月調査)
  • 東証一部上場
  • 抽選で3ヶ月に一度20名に家電が当たるキャンペーンを実施

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一目で分かる!自動車保険一括見積もりの比較表

また、各サイトに加盟する保険会社とサイトの基本情報を整理してみました。

確認項目インズウェブ保険スクエアBang!価格.com
上場上場(SBIホールディングス)非上場(ウェブクルー)上場
サービス開始2000年1998年不明
利用料無料無料無料
一括見積入力時間5分5分5分
保険会社オリコン満足度ランキング最大20社最大19社最大18社
イーデザイン損保1位
セゾン自動車火災2位
ソニー損保3位
チューリッヒ4位
アクサダイレクト5位
AIU保険6位
三井ダイレクト損保7位
富士火災海上8位
SBI損保9位
日新火災海上10位
東京海上日動火災11位
損保ジャパン日本興亜12位
朝日火災海上13位
三井住友海上火災14位
そんぽ2415位
共栄火災海上16位
あいおいニッセイ同和17位
チャブ保険
セコム損保
ゼネラリ
全労済

※2024年12月時点の情報です。
※入力時間は筆者が実際に試した実績ですので、目安として参考ください。

この表を見ても、上位3サイト(保険の窓口インズウェブ、保険スクエアbang!、価格.com)は、ほとんどの評価上位の保険会社が加盟していることがおわかりいただけるかと思います。

正直なところ、1~2社ぐらいしか差がなく、上位保険会社はこの3サイトであれば参加しているので、どこを申し込んでも同じです。

そうなると逆に迷ってしまうかもしれませんが、一番歴史があり安心実績の「保険スクエアbang!」を筆者はオススメします。

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5.まとめ

以上、事故あり数適用期間に関する解説を終了しますが、最後に当ページの内容をまとめていきましょう。

  • 事故あり数適用期間とは「事故による保険使用をして、ペナルティ(事故有係数)による不利な保険料割引率が適用される期間」である
  • 事故あり数適用期間中は保険料が大幅に損してしまい、3等級ダウン事故の場合には「17万円以上」も損する可能性がある
  • 事故による等級ダウン及び事故あり数適用期間に対処するには、複数の保険会社で保険料を比較する必要がある
  • 「自動車保険一括見積もり」なら複数の保険会社にほとんど同条件の保険見積もりを依頼できるため、簡単かつラクに済ませることができる

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