中古車は販売されている個体それぞれが「まったくの別物」ということができます。
その理由は簡単で、これまで所有してきたオーナーの使い方によって、微妙な差異が出てしまうからです。
それはあなた自身も承知しているかと思いますが、実際に中古車選びをするとなると「チェックポイントを知っておきたい」というのが切なる願いではないでしょうか。
そこで今回は、元ディーラー営業マンとして中古車販売も担当していた筆者が、中古車のチェックシートを下記に作成しておきました。
項目 | 部位 | 〇× |
---|---|---|
外装 | キズ、凹み | |
塗装の上塗り跡、塗装はげ、サビ | ||
ドアなどパネル類のがたつき | ||
内装 | シートの擦れ、ヨレ、破れ、汚れ | |
空間のにおい | ||
水没の跡 | ||
電装系 | エアコンが正常に動くか | |
ライト類が正常に動作するか | ||
オーディオが正常に動作するか | ||
足回り | ブレーキが正常に動作するか | |
ブレーキ回りにオイルが漏れていないか | ||
タイヤ溝はきちんとあるか(3~4㎜以上) | ||
ホイールのキズ | ||
エンジンルーム | オイル汚れなどが付着していないか | |
ホース類に割れなどが生じていないか | ||
オイルや水が目に見えて漏れていないか | ||
その他 | 整備記録簿は備えられているか | |
車検証は残っているか | ||
保証は受けられるか |
このチェックシートに沿って中古車のチェックをしていけば、すべてが「○」となってクリアできた車両=安心度が極めて高い車両ということができますので、あなたでも確実な中古車選びができます。
それぞれの内容は引き続き順に説明していきますから、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
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1.外装
中古車の購入検討をする場合、外装は「見た目」を最も表す部分です。
しかしそれ以上に車の強度とも関係があるため、しっかりチェックしたい部分だと理解しておいてください。
ポイント1.キズ、凹み
キズや凹みは中古車の購入をするなら、一部の車両を除いて「少なからずある」というのが正直なところです。
そのためある程度のキズや凹みは仕方がなく、あなた自身の感覚で「許容範囲程度ならOK」と考えても大丈夫です。
また良く見落としがちなキズ凹みのポイントは、下記に挙げた3つです。
- ドアノブの下部分
- 前後バンパーの下部分
- ミラーカバーの下部分
すべて「下部分」となっていますが、見えにくい部分こそしっかりチェックしておいてくださいね。
ちなみに許容できる範囲であればOKといいましたが、いくら許容できても回避すべきキズや凹みがあります。
それは「鉄板部分まで見えるキズや凹み」です。
次に紹介する「サビ」につながるため、鉄本来の銀色部分まで削れて見えてしまっているキズや凹みのある中古車は避けておきましょう。
ポイント2.塗装の上塗り跡、塗装はげ、サビ
塗装の上塗り跡やはげ、サビなどが見つかった中古車は購入してはいけません。
なぜなら前述した深いキズや凹みからサビなどが回ってくると、車両の強度自体がボロボロになってしまうからです。
そのため上塗りなどがされている車両に関しては、もしかしたら「見えない内部でボロボロになっている可能性がある」と判断した方が安心できるのです。
ポイント3.ドアなどパネル類のがたつき
車は骨格に、鉄板が主な素材となっているパネルを張り付けて形を成しています。
そして工場で綿密な設計の元生産されているため、必ずピッタリ収まるようにできています。
しかし中古車のチェック時に、ドアやボンネットなどのパネル類が
- がたつきがある
- 左右ですきまが対象ではない
- ドアを開く際に引っかかりを感じる
上記などの場合には、購入は避けた方が良いでしょう。
というのもこれらの状態の場合、その多くが「修復歴車」として、骨格に異常をきたしている可能性があるからです。
骨格は車内空間にいるあなたやその他乗員を守るための盾のような役割をしているのですが、その他にもまっすぐ安定して走行するために必要な部分です。
つまり安全性に大きく関係する部分であるため、万が一ゆがんでしまった場合には「安全性が著しく低くなっている」といえるのです。
そのためこれらの条件に合致する場合には、購入は見送りましょう。
2.内装
内装は所有する満足度が高まる部分ですから、正直なところ「車の機能」として走行するのに困ることはほとんどありません。
ただしあなたの許容範囲内で必ず重視すべきポイントともいえるため、各ポイントはしっかりとチェックしてください。
ポイント4.シートの擦れ、ヨレ、破れ、汚れ
シートはベースとなるクッション素材の上から、カバーが貼られているのだとイメージしてください。
新車時にはぴたっと貼り付けられているのですが、経年劣化によって擦れや破れなどの破損や汚損が起こってしまいます。
そのためシート表面の状態に関しては必ずチェックしておきましょう。
ちなみにあなた自身の感覚に基づいて許容範囲内でチェックしておけば問題ありませんが、経年劣化していくため「許容範囲の1歩手前」程度の状態で○を付けることをオススメします。
ポイント5.空間のにおい
車内空間には前オーナーが使用していた時のにおいが残っているケースがあります。
気にならない人はどうでもいいかもしれませんが、気になる場合には嫌な気持ちになりますよね。
そのため現車確認時にはきちんとチェックしておくことをオススメします。
また大手中古車販売店では内装のクリーニングを実施することで、においが気にならない程度のレベルになるケースは多いです。
その分価格も少しだけ高くなってしまいますが、筆者は「気になる人」なので、絶対に実施しておくべきでしょう。
ポイント6.水没の跡
ここ数年日本国内では洪水や津波などの被害によって「水没車」という中古車が増えています。
水没車になってしまうと、車の内部に水が浸かってしまっているため、結果的にサビなどの被害を受けやすく、車の安全性は「低くなっている」と言わざるを得ません。
そして内装の状態から水没車かどうかチェックすることが可能となっています。
その手順は下記の通り。
- シートベルトを最大まで引っ張って、泥汚れや極端にくっきりとした色あせのチェック
- トランクルームなどの下地をめくり、内部に泥汚れなどがあるかチェック
たったこれだけで、仮に泥汚れがある場合には水没車の可能性が高いと判断できます。
また数日単位での長時間水没していた車では、車内空間やボンネット内に「同じ高さで色あせによる線ができる」という特徴もありますから、併せてチェックしてください。
3.電装系
近代的な車は、基本的にすべてが電子制御となっていると言えます。
そして電子制御されているものの大半が「快適に運転するための装備」です。
そのため電装系に関しては、しっかりチェックしておきましょう。
ポイント7.エアコンが正常に動くか
エアコンは夏場や冬場に多用する装備ですから、必ず正常に「冷たいor暖かい風が出るか」という点をしっかりチェックしてください。
そしてチェックする場合には、5~10分程度かけ続けてください。
その間に風量の減少や温度の大幅な変化が無ければ、正常に作動しているといえるでしょう。
またエアコンに関係する部品の一部がカビてしまうと、ツーンとしたにおいがします。
それでも作動には問題ないのですが、実はこのにおいは多くのケースで取ることができません。
というのも人間でいうガンのようににおいが転移しているケースが多く、結果的にすべての部品を数十万円かけて取り換えなければならないからです。
そのためエアコンのチェック時ににおいが気になる場合には、その中古車は避けた方が賢明といえるでしょう。
ポイント8.ライト類が正常に動作するか
ヘッドライトをはじめ、車内灯などは夜に車に乗る場合に必須ということができます。
そのためできれば夕方~夜間にライト類の点灯をチェックしてください。
その際に明るすぎて悪いことはありませんが、暗すぎる場合には実際の走行時に危険があるため、購入前に交換依頼をするといいでしょう。
ちなみに電球自体はそれほど高くありませんから、交渉材料として最後に「暗いのが気になるから、これを交換してくれれば購入します」というのも一つの手です。
※ちなみに筆者はお客様から依頼されたとき、原価の低さから快く対応させていただいていました。競合他社でも同様の対応をしていたため、ほとんどのケースで対応可能だと思って大丈夫でしょう。
ポイント9.オーディオが正常に動作するか
快適なドライブのためには、自分の好きな音楽を再生したり、DVDを鑑賞したいですよね。
そのため装備されているオーディオ類が正常に動作するかどうか、きちんと確認する必要があります。
そしてオーディオのすべての機能(ナビ、テレビ、DVD、CDなど)が正常に動作すれば、問題ないと判断してください。
4.足回り
走行安定性や安全性に大きく関わるのが足回りです。
ここが故障していたり、問題を抱えている場合には車としての機能が失われていると思ってもそん色ないため、必ず各部をチェックしましょう。
ポイント10.ブレーキが正常に動作するか
車は「走る」「曲がる」「止まる」が正常にできなければ、安全性を大きく損なっています。
そのため現車確認時に少しだけ試乗させてもらい、必ずブレーキが正常に動作するかをチェックしてください。
そしてできれば車検付きの場合には公道で、車検なしの場合には展示場内で構わないので、必ず一度はブレーキの効き具合を確かめましょう。
その際、想定外に効かないのであれば絶対に購入は避けてください。
ポイント11.ブレーキ回りにオイルが漏れていないか
ブレーキを動作させるために油圧の仕組みが使われているため、ブレーキ専用のオイルが使用されているのはご存知でしょうか。
そしてこのオイルが漏れ出てしまうと、ブレーキが「ほとんど効かなくなる」という非常事態になります。
そのため現車確認時には、必ず足回りを目視して
- 油汚れが付着していないか
- タイヤ付近に油漏れの跡がないか
上記を必ずチェックしてください。
チェックして仮に漏れを発見した場合には、直ちに修理依頼をするか購入を避けましょう。
ポイント12.タイヤ溝はきちんとあるか(3~4㎜以上)
車検には「タイヤに溝があること」という規定が設けられています。
そして車検にギリギリ通るのが1.6㎜となっています。
つまり乗り出すには1.6㎜あれば良いのですが、それではギリギリ過ぎて危険です。
そのため中古車として購入する場合には、最低でも3~4㎜程度の深さがあるタイヤの装着があるか、チェックしておきましょう。
ポイント13.ホイールのキズ
ホイールに「ガリガリ削ったような大きなキズ」が入っている場合には、実は購入を見送った方が賢明といえます。
というのもホイールに大きなキズが入っている車は、それだけ強く何かにタイヤを押し付けたことになりますよね。
その場合、少なからず足回りの「軸」にもダメージがあるからです。
仮に軸が曲がってしまったとしたら、車はまっすぐ走行することができませんし、事故の元になってしまいます。
ですからホイールに大きなキズがある場合には、購入しない方が安全といえるのです。
ただし小さなキズ程度であれば、走行中に小石が飛んできて傷つくケースもあるため、無視しても構いません。
5.エンジンルーム
エンジンは車の寿命をつかさどる部分ですから、十分なチェックが必要になります。
とはいえ素人目には分からないことも多いかと思いますので、最低限安全が担保されている下記の3点をチェックするようにしましょう。
ポイント14.オイル汚れなどが付着していないか
エンジンルームでオイル汚れなどが目に見えてついている場合には、それは「あまり大切にメンテナンスがされていない」という証拠です。
つまり販売業者も、これまでのオーナーが使っていた整備工場なども、すべてが雑に扱っていたと思っても問題ないでしょう。
そのためオイル汚れがひどい場合には、購入は見送るのがオススメです。
ポイント15.ホース類に割れなどが生じていないか
エンジンルーム内には様々な機関があるのですが、それらの多くはホースやパイプで繋げられています。
そしてホースやパイプに割れなどが発生している場合には、単純に「次の場所に贈られるものが途中で漏れてしまう」ということになりますよね。
車は精密機械なので、そのような状態は「性能を著しく低下させる」ということができます。
そのため筆者としてはまずオススメすることはありません。
ちなみに次に紹介するようにオイル漏れなどの危険性が考えられるため、やはりオススメしませんし、絶対に避けるべきだと判断してください。
ポイント16.オイルや水が目に見えて漏れていないか
前述したようにエンジンルームの各機関はホースやパイプで繋げられています。
そしてその中では、オイル類や水などが循環しているのです。
また循環しているオイルや水は「潤滑目的」や「冷却目的」で使われているのですが、仮に漏れてしまった場合、どうなると思いますか?
そう、実は車両火災などの重大事故につながりかねないのです。
そのためボンネットを開けてエンジンルームを除く際、ホース類などの近くで油汚れがある場合や、明らかに漏れ出ている場合には絶対に購入をすべきではありません。
ちなみにエンジンルーム内は日中でも陰になって見えづらい傾向にありますので、スマホのライトなどを利用して、細かく見ていくことをオススメします。
6.その他ポイント
その他のポイントとして、中古車購入をする上でチェックすべき点があります。
そしてそれぞれ該当していることで、スムーズに中古車購入が進められるだけではなく、安心の中古車かどうか見極めるポイントともなるため、必ずチェックしておいてください。
ポイント17.整備記録簿は備えられているか
整備記録簿とは、その中古車がこれまでに実施してきた点検・整備などの記録が残された書類です。
この書類にはオイル交換の履歴や各メンテナンス時の部品交換なども記載されています。
そしてこの書類、実はきちんと保管されている場合には「ほとんどのケースでメンテナンスがされてきた」ということができるため、有無だけで構いませんからきちんとチェックしておいてください。
ちなみに素人がチェックする点としては、
- オイル交換の有無
- 1年に1度、車検か定期点検を受けているかどうか
ということだけを見ておけば問題ありません。
ちなみに上記のチェックポイントについては、担当の営業マンに聞けば快く教えてくれますし、この点についてはウソを付けませんので安心してください。
ポイント18.車検証は残っているか
車検ありの中古車を購入する場合には、車検証が無ければあなたは購入後に車を運転することはできません。
そのため必ず車検証の有無については確認しておいてください。
とはいえ仮に紛失してしまっていても、基本的には仕入れ時に再発行手続きをしなければならないため、「念のため一応確認しておく」という程度でOKです。
ポイント19.保証は受けられるか
ここ最近の中古車販売店は、中古車であったとしても「保証付き」というケースが多くあります。
具体例としては中古車販売の最大手ともいえるガリバーで、最長10年保証が受けられます。
これによって故障のリスクが大きい部品や、故障してしまった場合に高額修理が必要になる部品など、かなり安心度の高い保証が受けられるようになります。
そのため中古車購入でも安心が欲しいのであれば、必ず保証付きの中古車を購入するようにしてください。
以上、すべてのチェックポイントについて解説してきましたが、どれも簡単にチェックできそうでしたよね。
しかし中古車を見に行くたびに、すべてのポイントをチェックするのは骨が折れますし、あなた自身も「ひょっとしてかなり面倒くさいのでは?」と思ったはず。
そこで筆者がオススメするのが「最初から安全だと分かっている優良中古車を、予算内で確実に探し出す」ということです。
次章ではそれを可能にする「ズバット車販売」と「クルマコネクト」というサービスについて紹介していきましょう。
安心・安全な優良中古車を探すなら「ズバット車販売」「クルマコネクト」がオススメ
希望の予算で故障のない優良車種を探すなら「クルマコネクト」と「ズバット車販売」をオススメ。
上記サービスは、極上の「新古車」や「試乗車落ちといった新車同然で安い車を探せるだけではなく、通常の中古車もあなたの希望通りに探すことができます。
というのも今あげた2サービスは中古車販売の最大手であるガリバーと提携しており、全国各地にある数千台もの在庫車や非公開車両の中から、あなたの希望予算に合致する最良の車両を紹介してくれるのです。
また両サービスの違いとしては
となりますから、あなたが希望する条件に合わせて、上記サービスのどちらかを利用することをオススメします。
間違いなく希望の予算で、最良の車を引き当ててくれますよ!
※ガリバーからの営業電話は一切ありません。
まとめ
以上、中古車を購入する前にチェックすべき19個のポイントを紹介してきましたが、最後に当ページの内容をまとめておきましょう。
- 中古車はこれまでにどのような使われ方をしてきたのか分からないため、必ず購入前に19のチェックポイントを確認すべき
- 中でも車として重要な「外装」「足回り」「エンジンルーム」などに関しては、注意深くチェックするのがオススメ
- また保証付きの中古車を購入することで、安心度が非常に高くなる
- ガリバーの保証付き中古車を予算内で探すなら「ズバット車販売」と「クルマコネクト」の利用をするのが確実だしラク
【裏技】愛車を10円以上高く売る方法
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